2017年09月22日

紅茶プランテーションに関する記事



約90ある茶園が3か月以上、操業していない。その背景にあるのが一帯の独立運動だ。



ダージリン茶が飲めなくなる!?
インド東部「大規模スト」背景にグルカ族独立運動

http://news.livedoor.com/article/detail/13646344/

以前、バングラデシュ北西部からインドへ抜け、ブータン国境にも近いコーチビハールへ行ったとき、ダージリン周辺の町に寄ったことがある。そのあたりは、グルカランドといわれるエリアで、行ったときに初めてそういった場所で政治的な問題が起こっていることを知り、日本に戻ってから改めてそれが小さな問題ではないことに気付く。あらかじめ下調べでもして知っていたのなら、もう少しその地のことをよく見れていたのだろうな、と思いつつ、でもそれがきっかけでニュースなどでは気にするようにはなった。

今、治安の安定した日本で、安価に紅茶が飲めるようになっているのも、こうした地域のプランテーションで働く(多くの)労働者がいるからで、大企業の元で搾取された人の人生、が犠牲になっていることも忘れちゃいけないなと思う。かといって美辞麗句だけを並べただけのようにもみえるフェアトレードというあり方に100%賛同できるわけでもなく、(茶の)消費者が、どうやってそれぞれの産業が抱え持つ各種諸問題に向かい合えばいいのかということも、日常のなかで、答えの出ないまま考えていることも多い。


第一次産業での各種プランテーションにおける過酷な労働の実態は、店頭に並ぶ商品のきらびやかなパッケージからは想像つきにくいだろうけれど、自分たちが手に、口にする食品が一体どんな環境で作られているのだろうかと考えてみるのは決して悪いことではないと思う。むしろ商品ブランドだけにしか目がいかないときほど、その内側を確かめてみる必要があるのだと。
少し前のNYタイムズの記事に、アッサム地域の紅茶プランテーションで働く人々の労働環境についてを書いた記事があるのでひとつ紹介しとこう。紅茶では製品に関するものやセールス絡みの広告的なもの、How to Drink といったものはたくさん存在するけど、こうした労働環境の現場をレポートしたものは取り上げられることも少なく、興味ある人は目を通してみるといいのかも(他、ネットで調べると2014年ごろにはBBCがドキュメントなどで取り上げ Youtube にその動画があるし、関連のHPもいくつかある)。


一日の賃金は約90ルピー(約160円)。労働者たちは(ティーバッグ一箱よりも安い)低賃金で働き、住居は狭く下水設備の整ってない不衛生な場所。そうした空間に詰め込まれ寝食を共にする。現場監督は暴力的な発言で労働者たちをいじめ、逃げだそうものなら、家族にひどい仕打ちが待っている。と、東インド会社のあった封建時代の頃と何ら変わっていない。


Cap-NYTimes-Feb.2014-IndianTeaPlantation.jpg
*画像は下記リンク先より。


Hopes, and Homes, Crumbling on Indian Tea Plantations
(NY Times)
By MAX BEARAK, Feb. 2014
https://www.nytimes.com/2014/02/14/world/asia/on-indian-tea-plantations-low-wages-and-crumbling-homes.html

posted by J at 17:00| Comment(0) | - Memo - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月21日

William S. Burroughs: The Cut-Up Trilogy

Burroughs-CutUp-Trilogy.jpg
ペンギン・モダン・クラシックスから出ているバロウズのカットアップ三部作。
表紙は Julian House というグラフィック・デザイナー(自身でレコード・レーベルを運営していてミュージシャンでもある)のコラージュ・イラストが使われている。


現在、バロウズの著作本で日本語訳を読もうと思ったら、デヴィッド・クローネンバーグによって映画化された「裸のランチ」と、処女作の「ジャンキー」他わずか2、3タイトルしか出てなくて、あとは絶版になったまま。中古本屋でも棚に入るとすぐに売れてしまうので、残っているものを見かけたとしてもたいていコンディションの良くないものばかり、だけど値段は相応に、とあって買うには二の足を踏む感じだ。特にバロウズの代名詞にもなってる「カットアップ三部作(ノヴァ三部作ともいう)」の3作品は、「ソフトマシーン」を年に一、二度見かけるくらいで、残り2作の「ノヴァ急報」と「爆発した切符」に関しては、僕は売っているところを見たことがない。今、この三部作を新訳で復刊したらきっと話題になると思うんだけど。

河出文庫の「裸のランチ」を読んでみると、確かにある程度意味はつかめるんだけど、どうも文章がめちゃめちゃで、いまひとつすっきりしないし、ページの進み具合もたどたどしい。これは決して翻訳が悪いというわけはなく、バロウズの文章を日本語に置き換えること自体に無理があるのだと、原文に目を通してみると少し分かってくる。スラングいっぱいだし、文法もよくわからないものが多い、だけども英語で読む方がすっと馴染む箇所もあったりして、意外と洋書で読んだ方が「言葉」の語感というか、バロウズの意図したことがわかるようにも思えたり。このカットアップものは一般的な小説のように、時系列に沿った明確なストーリーがあるわけでもないから、手に入る日本語訳でおおまかな意味をつかみつつ、ディディールは英語で、というのがわりと読みやすいんじゃないかと感じた。
小説に限らず、なんとか「三部作」っていうのは、けっこうそそられるものがあって、そのなかの一つをたまたま買ってしまうと(読んでしまうと)、どうしても三つ揃えたくなるもんだ。そして、三部作と名のつくものは他にもいろいろあって、なぜか名作になってるのが多く、またいくつか紹介してみたい。


REVIEWS OF WILLIAM S. BURROUGHS'S EARLIER BOOKS
http://www.nytimes.com/books/00/02/13/specials/burroughs.html
posted by J at 09:00| Comment(0) | - 書籍 - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

100年前の革命


ロシア革命100年(Russia Beyond)
https://jp.rbth.com/1917


あんまりロシア革命についてわかってなかったので、ちょっと勉強しておこうと思って今年は関連本をいくつか読んでいた。政治家だったナボコフの父って革命時に暗殺されたんだ、とか知らなかったエピソードなんかもいっぱいありで、やっぱ劇転してくこの歴史は面白いな。上サイトは図版も多くテーマごとに簡潔にまとまっているので、楽しくみれる。

RussianRevolution.jpg
「春風のスネグラチカ」:とある人物の噂をもとに、物語を描いた漫画。絵もいいし、これは面白かった。
「共産主義黒書」はアジア篇も出ていて、こっちも欲しい一冊。


Electronic - Can't Find My Way Home

エレクトロニック(ニュー・オーダー+ペット・ショップ・ボーイズ)の3rdアルバムで最後のアルバムになった「Twisted Tenderness」ってジャケにラスプーチンの写真を使っていて、もしかすると歌詞の中でなにか関連したことを歌っているのかもしれない。この時期のエレクトロニックには興味をなくしていたので、改めて聴きなおしてみないといけないな。ファーストでは「ソヴィエト」なんてインスト曲もあって、エレクトロニックというユニット自体が何か共産主義的傾向に寄ったものだったのかも、なんてことにいまさら気付いてみたり。この辺りはエレクトロニックの歌詞訳のときに触れられるかも。埋め込みした動画はブラインド・フェイスのカバー曲「Can't Find My Way Home」。なぜこの曲を選んだ? の不思議。


posted by J at 14:00| Comment(0) | - Memo - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする