2017年07月03日

中国貴州省にある、世界で一番大きなティーポット

MeitanTeaMuseum-Guizhou-China.jpg
上写真は右リンク先より:http://tagong-boy.tumblr.com/post/162508113726/

1000mgさんの記事で、中国のとある変わった建物の動画が紹介されていてちょっとびっくりしてしまった。何かというと、5階建てビルの屋根が道路になっていて、そのさらに上にビルが立っているという、日本では考えられないような建築物。これ、道路下階の住人は相当に響いてうるさいんじゃないかと、余計な心配をしてみたり、確かにどこか変な感じがする。SF映画なんかでこうした形状の建物を見る分には違和感ないもんだけれど、実際、現実にあるものとして見せられるとさすがに異質すぎる。動画はRTによるものだった。で、そのリンク元に飛んでみるも、これの建っている場所が中国のどこにある街なのかが、どうにもわからない。それで調べていくうちに、またちょっと奇妙な建物を見つけてしまい、今度はそっちに興味が移ってしまった。それが上画像にある貴州省・湄潭県(めいたん)の「ティー・ミュージアム」。中国にはほんと変な建物が多いから、もうすっかり慣れて多少のことでは驚いたりはしないが、これは初めてみたせいもあって、わりとインパクトあった(軽く検索してみたが、日本語でのweb記事はまだなかった)。ヒットするのは海外サイトが多く、たいていは写真とキャプションだけだったが、その中にザ・ガーディアンの記事があって、少し情報付きで書いてあった(上のtumblrリンクにアドレスをまとめている)。それによると、このティーポット型のミュージアムはそれまでギネスブックに登録されていた世界最大のティーポットの記録を〜サイズでは〜あっさりと抜いてしまったとか(2016年4月、モロッコのティーメーカーがイベント用造った高さ4mのティーポットで、容量は1,500リットルあり、実際このポットにミント約3kgを使いミントティーを来場者にふるまった模様。それまではアメリカ、ウェスト・ヴァージニア州にある高さ約3.6m、幅13mの樽型風モニュメントが世界一だった)。そして、もしこの巨大なティ−ポットにお茶を淹れたら 28,000,000リットルになるとかが書いてあり思わず笑ってしまう。このお茶博物館、果たして外観のユニークさに比例して、中の展示物も充実しているのか、そのあたりが少し気になる。そういやタイのバンコクにある「象さんビル(よく、世界最悪の建物ベスト10等で登場する)」も面白いんだよな。


2طن من الشاي لإعداد أكبر براد أتاي سلطان في العالم ... الفيديو(Radio Chada FM)
2 tons of tea to prepare the largest Atai Sultan in the world ... Video
グーグル翻訳で訳すとアラビア語タイトルの意味が解けた。モロッコのティー・ブランド「Sultan Tea」が自社製品の宣伝をするために造った大きなティーポット。今のところ、これが実際に使えるティーポットとしては世界一だとしてギネスブックに登録されている(確かに、ただ形が大きいだけだと意味がないか)。上動画ではこのティーポットを使って大量のミント・ティーを淹れているシーンが映っている。

Largest teapot : http://www.guinnessworldrecords.com/world-records/largest-teapot


Elephant Building-bangkok.jpg
The Chang Building (or The Elephant Building), Bangkok
https://thetriumphofpostmodernism.tumblr.com/post/133884735253/



中国の面白建築。5階建ての屋根の上に道がありさらにその上にマンションが建つ。
1000mgさん、より:http://1000mg.jp/archives/94055.html


Rooftop Road: Highway built on top of five-story building in China (RT)



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2017年06月27日

New wave 好きにはたまらない二冊の本

book-BushOfGhosts-Charlotte.jpg
Amos Tutuola "My life in the bush of ghosts" and Penelope Farmer "Charlotte Sometimes"


いや、やっと届いた。エイモス・チュツオーラの「マイ・ライフ・イン・ザ・ブッシュ・オブ・ゴースツ」。一応イーノのファンだけに、この本はずっと読まなければ、と思ってはいたものの、絶版の邦訳本は復刊しそうな気配がなく中古本でも見たことがなかったんで途方に暮れていた。さすがにこのまま、ずるずると読まずじまいで終わるのもどうかと焦りはじめ、この際、いい機会だから英語で読むことにした。ただ、最近岩波文庫から処女作「やし酒飲み」に続いて「薬草まじない」も出ていたりもしているので、もしかしたら近いうちに復刊するのかも、なんて淡い期待を傍らに抱きつつ。

チュツオーラはアフリカ、ナイジェリアの作家。だから、てっきり彼の小説は現地(ヨルバ)語で書かれ、それを英訳しているのかと思っていた。ところが実際はそうではなく、チュツオーラ自身がヨルバ語を英語に置き換え、はじめから英語で小説を書いていたものなんだそう(邦訳本も重訳だと勘違いしていたり)。なもんでいわゆるネイティヴな英語ではなくて、ちょっと変なところがあって、それが1950-60年代に巻き起こっていた新世界文学の流れの中でうまくハマり、もてはやされるようになったとか。T.S.エリオットが出版に一役かっていたという話も意外だった(裏カバーのキャッチコピーより)。英文としては、少しカタコト的な移民文学にも似た感じがありそうだし読むのが楽しみ。最近、英語以外の言語を母語にし育った人が、英語圏で生活したり勉強したのちに、自分の表現言語を英語でどうやって組み立て、構築するんだろうか、というところに興味があって、そんな小説を読みたくなっている。チュツオーラはじめ、他ナボコフだったり、ジュンパ・ラヒリとか(ラヒリは、小説家になってからイタリア語の勉強をしてイタリア語でエッセイを書いている)。こうしたトランス・ランゲージ的なもので、かつ主要言語でないものから派生した文学って、ネットの時代の今、これから先の時代に合っているようにも思え、また新鮮なような気がする。
「ブッシュ・オブ・ゴースツ」を軽くつまみ読みすると、僕のような中学生レベルでもけっこう読めるところがあり、そうだったのならもう少し早くに読んでいればよかったなと少し後悔。やし酒飲みの方は、岩波文庫で読んでいた。森の中をさ迷い歩くところなど、二作の内容は少し似ていて、民話を現代にアレンジしたような話。

もう一冊は、ペネロープ・ファーマーの「シャルロット・サムタイムス」という本。これは、ザ・キュアーのヒット・シングルと同じタイトル。それもそのはずで、ヴォーカルのロバート・スミスがこの本を題材に曲を作り、また物語の一部を歌詞に取り入れている。ロバート・スミスはこの小説が好きらしく、あと2曲、この本から言葉を引用し曲を書いている。このあたりは、そのうち詳しく書くので今回はさわりだけ。ペネロープ・ファーマーは日本ではほとんど知られてないが、英語圏では人気のある児童文学の作家。「シャルロット・サムタイムス」は1969年に出版され、何年か前に40thエディションの記念版が出ていた。これも邦訳が出なさそうなので(昔一度だけ出版されていたがもちろん今は絶版)、勉強がてらチャレンジしようと思った。でも児童文学、向こうではローティーンの子供たちが読むような感じなので、けっこうやさしめな英語だった。寄宿学校を舞台にした物語で第一次世界大戦が背景にある。

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2017年06月25日

雨と雫

EndlessRainRecord-KyoueiDesign.jpg
"endless rain record" rain side and drop side
* 画像は「共栄デザイン」HPより


数日前、ロイヤル・シェイクスピア・シアターで売られている(土産用の)鉛筆がユーモアたっぷりだと、ツイッターで話題になっていた。それでちょっとピンときて、文学関連の名言などに関する面白いプロダクトがないかと探していたら、それとはまったく関係ないけれども、アイデアある素敵な音作品をみつけた。「endress rain record」という名のレコード。ドイツのテクノ・レーベルからいくつか音楽をリリースしているオカモト・コウイチさんを主体にした「共栄デザイン」というユニットがあって、そこのサウンド・アート作品になるのかな? 試聴音源がサイトにはなかったけれど、ただひたすら雨の音と雫が落ちる音がループしていくものなんだろうな。ピッチを変えるとトーンが変わるようなので、いろいろ遊べそう。イコライジングしてスコールになったり、小糠雨になったりしたら音響的にも楽しくなる。


"To be or not to be, that is the question" from 'Hamlet' by Shakespeare

HamletPencil-2BorNot2B.jpg
山崎貴 (Twitter): https://twitter.com/nostoro/status/877118085634727936

2B Pencil (RSC shop): https://www.rsc.org.uk/shop/item/52115-2b-pencil/
一本0.85ポンド。現在のレートで約120円ほど。



endless rain record(共栄デザイン)
http://www.kyouei-ltd.co.jp/endless_rain_record.html
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