2018年05月16日

世界の鉄道:世界で一番長い名前の駅(ウェールズ)

Llanfairpwllgwyngyll-station-Wales.jpg
* 下動画からのキャプチャー画像


イギリス、ウェールズ北部のアングルシー島という島に、ウェールズ語で「スランヴァイルプールグウインゲルゴウゲールウクウィールンドロブウリスランダスイハオゴゴゴッ」という長い名前の村があって(以下、公式略称スランヴァイルを使用)、最初見たとき、さすがに長! これ、ちゃんと言える人現地でどれくらいいるんだろう? とか思った。そういやバンコクも正式名称はめっちゃ長いんだよな。
この村、アルファベット表記では「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch」となって、総文字数58文字。" The Church of Mary in the hollow of the white hazel near the fierce Whirlpool and the Church of Tysilio by the red cave (激しい渦と赤い洞窟のそばにあるティシリオ教会の近くにある白ハシバミが茂る森の窪地に建つメアリー教会)"という意味なんだとか。
だがもっと長い名前の地名が、ニュージーランドの北島にあって、そこが一応は世界一になっているため(英語圏表記では)、このウェールズのスランヴァイルは、ヨーロッパで一番長い地名という冠になっている。ニュージーランドにあるその世界一長い地名は、「Taumata whakatangi hangakoauau o tamatea turi pukakapiki maunga horo nuku pokai whenua kitanatahu(タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ)」と言うそうで、アルファベットでなんと85文字もある。ただの文字化けにしか見えないけど、ちゃんとした地名なんだよな。
地名の長さでは世界一の称号を取れなかったが、鉄道駅の名前ではスランヴァイルは今のところ世界一。


(カタカナ表記は、日本語版wiki からの借用。アドレスをリンクすると長くなって見苦しいため割愛した)



Railway Station at Llanfairpwllgwyngyll, Wales, UK
0:38〜から駅名を暗唱できるかどうか試している。



世界一長いプラットフォームを持つゴーラクプル駅(インド)


世界一長い駅名がウェールズなら、世界一長い駅(プラットフォーム)はインドにあり。ニューデリーの北西約170km、ウッタル・プラデーシュ州にある「ゴーラクプル駅」のプラットフォームはなんと全長1335メートル。1.3kmって井の頭線、下北沢から駒場東大前間よりちょっと短いくらいだ。プラットフォーム数は10、対し26本の線路が走っている。

Gorakhpur Junction Railway Station Uttar Pradesh
https://www.youtube.com/watch?v=Ez7BbqdtSL8

Gorakhpur Junction railway station - wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/Gorakhpur_Junction_railway_station



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2018年03月27日

世界の鉄道:住宅地を走る列車(コスタリカ)

Train-SanJose-CostaRica-1.jpg
* 下動画からのキャプチャー画像


いや、これびっくりした。コスタリカの首都サン・ホセを走る「Incofer」という鉄道。一見ごく普通の住宅地、ここはおそらくメインストリートではなく、一歩奥に入った裏通りのような場所なのだと思う。一般道のすぐ脇に線路が並走していて、柵や仕切りのようなものもないせいで、列車がやってくると何かちょっと違和感が。ここを閑静な住宅街、と言っていいんだろうか、少し考えてしまう。トラムが市街中心部の幹線道路を走っているのなら、まだ見慣れた光景だけれども、さすがにこれは不思議な感じがした。中南米って、あまり鉄道が発達してる印象がなかったせいで、余計に驚きの振れ幅が大きくなったような。
現在四つの路線があって、通勤列車(Commuter trains)と貨物列車が同じ路線を共有しているとか。運賃は1000〜1500コロン(1ドル=約560コロン)だそうで、日本円換算だと180〜280円弱となる。思ったよりも高かった。コスタリカって案外物価高めなのかも。



Train in San José, Costa Rica


Train-SanJose-CostaRica-2.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=xrhmgHHI-Fc

RouteMap-Incofer-SanJose-CostaRica.jpg
Route Map of the Commuter Train (from wiki)


Incofer
http://www.incofer.go.cr/

Rail transport in Costa Rica - wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/Rail_transport_in_Costa_Rica

Traveling with Pets in San José, Costa Rica >> Buses & Trains
http://www.toursanjosecostarica.com/news-from-the-barrio/previous/2

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2018年03月22日

世界の鉄道:フォークストーンの歴史あるケーブルカー(イギリス)

LeasLift-Folkstone-1855.jpg
* 下動画からのキャプチャー画像


イギリス南東部、ドーバーの約8km南西にある海沿いの街、フォークストーンのリーズ(Leas)地区(カタカナで書くと同じだが、知られている Leeds とは綴りが違う)。そこの名所にもなっている「リーズ・リフト」というケーブルカーが、ロンドン名物ダブルデッカーみたいでちょっとかわいらしかった。これを造る必要あるの? ってくらいの高低差で、線路の距離は短いんだけど、その分勾配はきつい。今見ると駅舎も、乗り物も、たたずまいに何か風情ありいい感じ。1885年の建造とけっこう古く、イギリス指定建造物の2級(Grade II)に指定されているとか。
動画のコメント欄を見ていると、チリのValparaíso's hillにも同じようなケーブルカーがあって(それも1893年に建造と120年近い歴史がある)、サーチしてみると、そこは港湾エリアが眼下に広がっていて、なかなかロケーションがいい。

ArtilleriaFunicular-ValparaisoChile.jpg
Historic Ascensor Artilleria "Elevator Train" in Valparaíso Chile
https://www.youtube.com/watch?v=B1xv7YapB4M



Leas Lift, a water and gravity powered funicular railway in Folkestone


Leas Lift - wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/Leas_Lift
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2018年01月01日

世界の鉄道:線路を横断するサルたち(スリランカ)

MonkeysTrespassing-KadugannawaRailwayStation-SriLanka.jpg
* 画像は下動画より

いや、この鉄道風景すごくいいな。豊かな緑の中を古びたディーゼル機関車が分け入ってくる、そして森の動物たちが、そんなことを気にもとめず自分たちの生活路を行き交っているという。最後に現れ、迫りつつある列車に気を配りながらも遅れた仲間がいないかを確認し去っていくのは、リーダーなんだろうか。これは、スリランカ中部州、キャンディ県にあるカダガナワ(コロンボの北東約80km)という駅の近くで撮られた映像。スリランカの有名な紅茶の産地、ヌワラ・エリヤともほど近い場所。多分、直線的な人工造形物が自然の中にあることで、より自然が有機的に見え、無機的であるはずのものが自然の中に溶け込むことで、より生命感があるように思えてくるのかなと。
そういや、デュラン・デュラン「Hungry Like the Wolf」のMVはスリランカのジャングルでロケしたものだったな。MV制作の一年前に公開されてヒットしたインディ・ジョーンズのパロディだったけど。



Monkeys trespassing, Kadugannawa railway station, Sri Lanka (Fern Bahn)


Class M6 - 790 という機種みたい。

Sri Lanka Railways M6 - wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/Sri_Lanka_Railways_M6
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2017年10月04日

世界の鉄道:洪水のあと、一面水世界となった平野を走る列車(タイ)

ThailandRail-AfterFlood-2011.jpg
* 下動画からのキャプチャー画像

今年の 8/29、インドを襲った豪雨により大都市ムンバイは冠水し、ニュースサイトなどではこのときの街の様子が大きく取り上げられていた。インドの人たちは大きな災害に見舞われた、というよりも、いつもよりちょっと雨が多いね、みたいな感じで、さほど驚いているでもなく、水に沈んだ街の中を行き来していて、バスやトラックなんかも半分くらい浸かりながらも平気で走っていた。このあたりのたくましさというか、感覚の違いって、ちょっとしたことで大騒ぎする日本とは正反対で、都市インフラの精度の高さと快適な安全性に守られることは、人間的というか、人が本来持っている野生性を蝕んでいるように感じてしまう。

下動画は、2011年、タイで洪水が起きたときのもの。進出していた日本企業の工場などが大きな被害を受けたので、日本でも大きなニュースとして取り上げられていたので、この話題、覚えてる人もきっと多いだろうと思う。つい2、3年前のことだとばかり思っていたけど、もう6年も経っていたんだ。この洪水によってタイ平野部は広範囲で水没し、線路だってもちろん水の中。しかし、そういった中でもタイの列車は関係なく運行するもんなんだなと、あまり見慣れないこの類の映像を見ながら思ったり。もしかしたら当時の報道のときに、この動画が少し流れてたような記憶もしつつ、どうやったかはすっかり忘れてしまった。まぁただ、明るい太陽の下、緑がちらほらと見える中で、しぶきをあげながら静まった水面を走る鉄道の映像は「千と千尋の神隠し」の後半シーンを思わせるものがあって、ちょっと異世界っぽく見える。



SRT : Thailand Big Flood 2011 HD , รถไฟไทยลุยน้ำท่วม 19.10.2011
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2017年09月24日

世界の鉄道:ポストイナ鍾乳洞の地中トレイン(スロヴェニア)

Cap-PostojnaCaveTrain-Slovenia.jpg
* 下動画からのキャプチャー画像


ふと、岩窟や岩山の間を走っていく列車の映像が頭の中に浮かび、どこかでそういう動画か映像でも見たっけな? なんて思い返しながら、残像の消えないうちに何かそのイメージに近い動画がないものかと探してみることにした。思い浮かんでいるのは、カッパドキアをもっと荒くしたような岩壁の間をすり抜けてゆく古びた鉄製の車輌。through / cave / railway のキーワードを検索窓に放り込むと、何か見慣れない鍾乳洞のようなサムネイルがいくつか出てくる。おもむろにいくつかをクリックしてみると、けっこうでかい鍾乳洞の中を列車が走っていた。はじめは本物の鍾乳洞ではなく、アミューズメント・パークのアトラクションだと思っていたんだけれど、実はスロヴェニアにある「ポストイナ鍾乳洞」という、大きな鍾乳洞の中に敷設されたれっきとした列車だった。しかも歴史は相当に古く、1872年にできたものらしい。当初は人力で動かしていて、そのうち蒸気機関車が導入され、60年前の1957年に電化されたとか。洞窟の中、約3.7kmほどを走っている。動画を見ていると、「インディ・ジョーンズ〜魔宮の伝説〜」にあったトロッコ・チェイスのシーンを思い出したりして。そうこうしているうちに、探し始めたきっかけになった岩壁鉄道風景のイメージはどこかへすっ飛んでいってしまった。



Postojna Cave Train ride [4K]

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2017年08月01日

世界の鉄道:シムラーのレイル・カーと人力転車台(インド)

ShimlaRailCar.jpg
*下動画のキャプチャー画像


インドのトイ・トレインって「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」が有名だけど、インドはやっぱり国土が広いから、各地にナローゲージ路線が色々走っていて、ゲージの種類もヴァリエーションあるんだな。世界遺産でよく知られている「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」は、当初はこれ一つだけが対象だったが、いつの間にか「ニルギリ山岳鉄道」そして「カールカー=シムラー鉄道」の2路線が加わり、現在は「インド山岳鉄道群(Mountain Railways of India)」という括りで登録されているんだそう。本線から外れた、こうした派生沿線って何かひかれるものがある。

「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」の最高地点はゴーアム(Ghoom or Ghum)の標高 2,258m。走行区間は約88.5km。「ニルギリ山岳鉄道」の最高地点は標高 2,203m。走行区間は約46km。
「カールカー=シムラー鉄道」の最高地点は標高 2,076m。走行区間は96.6km。

と、どれも標高2,000mを越えている。ダージリンとニルギリは紅茶の産地だから、二つの鉄道は物資輸送用に敷設されたと思うけれども(ニルギリ山岳鉄道は20世紀初頭の開設で、時期を考えると少し遅いような気もする)、シムラーは当時インドを統治していた暑さに弱いイギリス人たちの避暑地になっていたとかで、プランテーションとは関係ない様子。なお三つの鉄道開設時には、東インド会社は解散していた。
シムラーはデリーの280km北にあって、チベット圏のラダック、ザンスカール地域の入口にもなっているマナリのちょい下(南約100km)。また北東側に進むと西チベットの阿里地区との境にぶつかる。地図上でみるとちょっと魅力的な場所だ。ここは冬になるとインドでも降雪のある場所。
下動画(と上のキャプチャー画像)は「カールカー=シムラー鉄道」を走るレイル・カーという車輌で、レイル・バスみたいな独特の風貌がなんかかわいい。そして、動画を見ていてびっくりしたのが人力で動かす小さな転車台(ターンテーブル)。狭軌のため車輌が小型だからできるんだろうけど、こういう手づくり感覚ある光景は、コンピューターや全自動で統制された日本の都市部の鉄道を見慣れた目からすると新鮮だ。


Shimla Rail Car(4'00"分過ぎから、大人4人で転車台を回転させるシーンがある)


Mountain Railways of India (UNESCO)
http://whc.unesco.org/en/list/944

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2017年06月13日

世界の鉄道:白銀世界のトレッスル橋(カナダ・オンタリオ州)

TrestleBridge-Pickering.Ontario.Canada.jpg
下動画のキャプチャー。


カナダ・オンタリオ州にあるピカリングという街(トロントのちょっと東)に架かっているトレッスル橋が、古びた廃墟感あって味わい深かったんで埋め込みしてみた。この鉄橋、鉄道黎明期というか、鉄鋼の時代に建造されたような、今みると危なっかしい気もするけど、何か無骨で意外と周囲の自然ともいい具合に調和している。雪景色の光景は映画のワンシーンに出てきそう。でも、相当に錆びているのが映像からもわかり、見る分には郷愁感たっぷりでいいが、いまにも壊れそうで、ちょっとここを走るのは怖い気がする。見てるうちに、ビルマ(ミャンマー)北部シャン州にある有名なゴッティ鉄橋を思い出した(高さと長さが全然違うけど)。
鉄道路線は、街を走る大きな高速道路に挟まれたちょうど中間辺りにあり、グランド・ヴァレー・パークに差し掛かったところにこのトレッスル橋がある(地図でみると、DIXIE Roadと線路が交差するあたりで、近くにチェリーウッド変電所がある)。


Train Trestle, Pickering Ontario


List of 100 Highest Railway Bridges
http://www.highestbridges.com/wiki/index.php?title=List_of_100_Highest_Railway_Bridges

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2017年05月19日

世界の鉄道:岩の間を通過する蒸気機関車(ブルガリア)

BulgarianSteamLocomo-StudenKladenetsReservoir-1.jpg
* 下動画からのキャプチャー


今回は、ブルガリア南東部、ギリシャとトルコ寄りにあるストゥデン・クラデネツ貯水湖(The Studen Kladenets Reservoir / Студен кладенец)のそばを走る鉄道風景。ここは、ブルガリアでは3番目に大きな貯水池なんだそう。ブルガリアの名前はよく耳にするだろうけど、地形をすぐに頭に思い浮かぶ人はそう多くはないと思う。ルーマニアとハンガリーとどっちがどうだっけ? みたいに。このストゥデン・クラデネツ貯水湖場所は、首都ソフィアとトルコ・イスタンブールのちょうど中間地点、よりやや南にある場所といえば、だいたいの位置がわかるんじゃないかと。
貯水湖の水際にはごつい岩があって、それを真っ二つに切り崩し一本の線路が走っている。そのすぐ先にはカルジャリ橋(Кърджали)という橋が架かっている。ここを蒸気機関車が走りぬける光景が、なかなかいい。岩山と静かな湖、そして橋。さらには掘っ建て小屋なんかもあったりして、こうしたものがほぼ一点に揃ったロケーションというのは、鉄道風景としてはよくできた場所だなと思う。この撮影スポット、ブルガリアの鉄道ファンの間ではわりと有名らしく、ユーチューブにはこの近くから撮影した動画がいくつかあった。にしても、あまりにも絵になる要素が揃いすぎていて、鉄道模型のジオラマを見ているような錯覚になる。



Steam locomotive train 03.12 BDZ...


BulgarianSteamLocomo-StudenKladenetsReservoir-2.jpg
БДЖ 46.03 пристига в Кърджали с атракционен влак
*キャプチャーの元動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=VgKBI-u6GF4
季節は初夏? 緑が散らばる景色もまたいい。


List of dams and reservoirs in Bulgaria - wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_dams_and_reservoirs_in_Bulgaria
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2017年04月27日

世界の鉄道:雲上の駅を目指すスノードン登山鉄道(ウェールズ)

Csp-SnowdonMountainRailway-Wales.jpg
* 下動画からのキャプチャー画像


湖畔を走る鉄道があったらきっといい光景だろうなと思って、そんな動画を探していた。深い山の緑と遠くにかすむ山の稜線を背景に列車が走り、その姿が鏡のような湖面にも写って二重の世界が見れたりすると、とても絵になるなぁ、なんて思い浮かべながら。そうしたイメージに合うものは見つからなかったが、ウェールズにあるバラ湖鉄道がなかなか風情があってよかった。豊かな緑の中をゆっくりと走る鉄の塊、相反する二つの要素だけれども、歴史を経ているせいかこの場所では意外と馴染みがいい。そして、ウェールズには蒸気機関車が未だ多く走っていることも知る。なんでもウェールズは地下資源が豊富で、石炭もその一つ。産業革命のエネルギー源として潤った地域だということで、蒸気機関車が現役の交通手段として活躍しているのも納得いった。そこから、ウェールズの鉄道動画をいろいろ見始める。バラ湖鉄道は雰囲気あるんだけど、ちょっと地味な感じがしたので、もう少し新鮮な鉄道風景を求めていくうちにスノードン登山鉄道の動画に行き当たった。スノードン山は標高1,085mほどの低い山だが、煙を吐きながら尾根をのろのろと走るここの登山鉄道の光景は、時間を忘れて楽しめる何かがある。標高1,000mちょっとってどんなもんだろう? 僕の知ってる山で照らしてみると、金剛山(1,125m)や桜島(1,117m)よりわずかに低いくらいでなんとなく高さの見当がついた。

さらにもう一つ。ウェールズの蒸気機関車は「機関車トーマス」シリーズのモデルになった事で有名だそうで、確かにナロー・ゲージのこじんまりとした蒸気機関車たちは、それを思わせるシルエットをしている。「機関車トーマス」は、ウィルバート・オードリー牧師が書いた物語「汽車のえほん」を元にして制作されたイギリスのテレビ番組。そこから絵本やアニメの人気シリーズになって現在に至る。僕も子供の頃に読んだか、見た記憶があってちょっと懐かしかった。「スノードン登山鉄道」も「汽車のえほん」第19巻「山にのぼる機関車(原題:Mountain Engines)」に登場。本の中では「カルディーフェル登山鉄道」として描かれている。


Snowdon Mountain Railway 2016 Drone Footage


「機関車トーマス」の原作になった「汽車のえほん」シリーズとそのモデルになった鉄道

W.Awdry-MountainEngines-book.jpg
* 画像は下記リンク先より
Mountain Engines : http://ttte.wikia.com/wiki/Mountain_Engines
山にのぼる機関車:http://ja.ttte.wikia.com/wiki/%E5%B1%B1%E3%81%AB%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%82%8B%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A


TalyllynRailway.jpg
Talyllyn's No1 Talyllyn shows off new 2015 livery( *画像は下動画より)
https://www.youtube.com/watch?v=V4Xk5Cgw7lQ
タリスリン鉄道は輸送量の減少から1940年代後半に廃線になったが、イギリスの鉄道ファンらがこの鉄道の保存を望み1951年に一部再開、その後ボランティア活動によって残されることになった世界で最初の保存鉄道となった。「汽車のえほん」を書いたウィルバート・オードリー牧師も当時、物語の執筆という形でこの保存運動に手を貸す。オードリー牧師は、廃線危機に見舞われたこのタリスリン鉄道を題材に、汽車のえほんシリーズ第10巻「四だいの小さな機関車」を書き発表した。


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