2017年03月03日

Lordeの新曲「Green Light」


Lorde - Green Light

ひさびさにロードの新曲が出るみたいで、話題になっている(ニューヨーカーにもレビューがあったりして)。曲が最近のテイラーっぽく、ずいぶん印象が変わったなと思ったら、ジャック・アントノフ(Jack Antonoff)が作曲に関わってるみたいで、やっぱテイラーとつながっていた(こないだのZAYNとのデュエットやOut of Woodsも彼の名が共作者としてある)。おまけにMVの映像のトーンも「I Don’t Wanna Live Forever 」と通じるところがあって、もしやと監督の名を見るとGrant Singerという人で、これも同じだった(映像の中で印象的な、青い光の使い方がまるで一緒だ)。夜の街を走りぬける疾走感がすごくいい。にしても、アメリカの女性シンガーって車の上に乗るの好きだな、何かのメタファーなのかな? 
いろいろ情報を見ていると、フォトグラファーの彼と別れたらしく、それがけっこう心の痛手だったとか。で、次のアルバム「Melodrama」のジャケットは、「絵」を使ったものになるようで、写真はしばらく見たくないって心理があるのかなぁ。

Lorde-Melodrama.jpg
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2017年02月11日

SSLP


Daya - Sit Still, Look Pretty (Live Acoustic)

最近よく聴いている Daya(デェヤ)の「Sit Still, Look Pretty」のアコースティック・ヴァージョンが今月頭にアップされていたんで、ちょっと貼っておこっと。元曲のエレポップな感じもいいけど、ナチュラルなスタイルでさらっと歌うこのアコギ版も聴かせるものがある。この曲をカバーした動画をいくつか見ていると、アメリカではローティーンを中心に人気がある様子。
Daya はステージ・ネーム。ヒンドゥ(サンスクリット)語で、compassion(同情・哀れみ)の意味を持つ言葉が由来だそう。そして、祖父がインディアンという家系。そういわれるとちょっとボヘミアン風の長い髪がそんな面影を残しているような。歌の中でも " Call me HBIC( Head Bitch in Charge = 女ボス いやここは女酋長と言った方がしっくりくる)" なんて歌っているしね。
去年、ザ・チェインスモーカーズ(ものすごい有名なDJ二人組でYoutube再生回数はいつも数億回越え)の「Don't Let Me Down」という曲で彼女がヴォーカルをとったことで、さらに人気になったみたい。
この曲歌詞がすごくいいので、訳したのもそのうち。



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2017年02月05日

Beat Together


Rockin'1000 That's Live 2016 - Come Together - The Beatles

先週、1000mgさんで紹介していた「1000人でニルヴァーナ。スメルズ・ライク・ティーン・スピリット。」の記事で、Rockin' 1000というプロジェクトを知り(スタジアムにミュージシャンを沢山集め、懐かしのロック・スタンダードを同時に演奏するというアホな企画)、ちょっと関連動画をサーフしていたら、ビートルズの「カム・トゥギャザー」もやっていたんでしばし見入る。こんだけの数の楽器を運び込むの大変だっただろうな。
http://1000mg.jp/archives/86315.html

で、この「カム・トゥギャザー」はちょっと著作権にからんだ問題で知られている(録音当時にポールがコード進行のことで、似ていることを指摘をしていたみたいだけどそのまま録音したとか。これが発端になってしまった)。

ジョンはビートルズ時代に録音したこの曲が、チャック・ベリーのある曲に似ているという因縁を(マフィアの顔を持ち、音楽版権ビジネスで財を成したJASRACみたいな男=)モリス・レヴィにつけられた。モリスはチャック・ベリーの楽曲の版権をも持っていたため、ジョンを告訴する。そして、モリス・レヴィはジョンがソロ・アルバムを作る際に、自分が版権を所有する楽曲をいくつか演奏させその曲を収録するという約束をとりつけ見事実現させる(モリスには当然印税が入ってくる。もちろん、ジョンのアルバムが良く売れるのを知っていたから、こういう言いがかりをつけたのだ)。ジョンのカバー曲を集めた「ロックンロール」というアルバムがそう。本来著作者の知的権利を守るはずの著作権が、一人歩きし、何の関係も無い人たちの金儲けの道具になってしまった悪い一例に思う。


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2017年01月09日

Charity Children の Holy war


Charity Children - Holy war- The Open Stage Berlin

今年は年末年始感が例年以上になくて、元日明けの2日にはもう普通の日々みたいになっていてさすがにびっくりした。まぁ、ぼくはこの季節あんまり好きでないからさっさと過ぎ去ってほしいので大歓迎だけど。それに加え、なぜか今年の冬は雨が多い。なんか予定がかみ合わない。まだローグ・ワンも観にいけてないし、時間を大事にしないと。

と、チャリティ・チルドレンの「Holy War」という曲のライヴ映像が、すごくいいのでちょっと紹介。すごくいい曲だし、映像もいいのにアクセスがあまり伸びてないのがもったいない。これは「The Open Stage」という、ミュージシャンのライヴ動画を制作する企画のひとつで、ベルリンを中心にへんてこりんな場所で、演奏したものを映像に収めている。廃墟だったり空港の滑走路だったり、曲のイメージに合わせけっこう面白いロケーションで映像つくりをしている。MVもすっかりドローンを使って撮影するのが定着した感じだけど、このHOLY WARも効果的にその映像を挿入していて、曲が盛り上がりはじめる 1'30"から切り替わる真俯瞰の画面はけっこうハッとする。





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2017年01月01日

"The Mother We Share" CHVRCHES / Grand Central Station


The Mother We Share (Grand Central Station/New York) CHVRCHES

そういえば、しばらく表示されないと思っていた「The Mother We Share」のグランド・セントラル・ステーションでのライヴ・セッション動画。どうやら音響的に問題があったか、録音の不備かで音が悪く、オフィシャル・サイトから消されていたとのこと。映像的にはロケーション含めすごくよく撮れているので、もったいない感じがする。でも、その問題あった音の部分を補正したものを、CHVRCHES Fans Latinoamericaさんが最近アップしてくれたので、また見れるようになった。消される前にどぞ。この動画アドレス、検索ではひっかかりにくいのだ。
このところステージの場数を踏んで、bitch化の道を進んでる貫禄の出てきたローレンちゃんだけど、まだこの頃は妖精のよう。こうしてみると、ちょっと加藤ローサに似てる雰囲気があるな。

聴くたびに鳥肌がたって、個人的にはこの10年、いや2000年に入ってから聴いた歌の中で最もパーフェクトだと思う曲の一つ「The Mother We Share」。この歌詞はけっこう難解で読み解きが難しい。英語圏の人でも、詩の解釈を巡ってけっこう議論がある。僕も最初はさっぱり意味がわからなかったけれど、最近改め訳してみて、ほんの少しだけど、輪郭がつかめたような気がする。そのうちこの曲の和訳アップしたいと思う。






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2016年11月08日

"Bury It" by Chvrches - pitchfork session


Watch Chvrches Perform “Bury It” in Dizzying Session

うわ、これはカッコイイ! アップされたばっかりのピッチフォーク・セッション。
以前、NYの "Grand Central Station でやった「The Mother We Share」に匹敵するくらいの完璧さ。
見終わると目が、ぐるぐるまわる。


Chvrches-BuryIt-PitchforkSession2016-Cap.jpg
Chvrches perform "Bury It" for Pitchfork.tv session - Capture (from youtube)

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2016年11月04日

"Why Can’t This Be Love" covered by Brass Bed


A.V. Undercover: Brass Bed covers Van Halen’s “Why Can’t This Be Love”


L.A.で活動しているサイケデリック系バンド「Brass Bed」が、ヴァン・ヘイレンの「Why Can’t This Be Love」をカバーした動画。A.V. Clubがやっているカバー・ソングの企画「Undercover」シリーズ・〜シーズン7〜 より。彼らは The KinksやThe Band、Televisionあたりに影響を受けたようで、最初聴いたときにふとトーキング・ヘッズを思い出したのは、やっぱり似たルーツがあるからなんだと思ったりした(一人いる女性がベースだというメンバー構成も共通しているし)。このバンド、HPのアドレスはあったけれども、Tumblrサイトに飛んでいくようになっていて、いわゆる Webサイトがない。Blog や SNS だけで情報を出すミュージシャンが増えてきているんだな、とこの何年かでの時代の変化も感じてしまった。まぁたしかに、Officialと銘打たなくても、ネット上にあれば誰でも見れ、「オフィシャル=公の」の意味を持つので、もう Webサイトだろうが Blog・SNS だろうがあまり関係なくなってきている。今は HP なんてよっぽどじゃないと(全くと言ってもいいくらい)見なくなってしまったし、見る方もオリジナル・ドメインやサイトを持っていることに、さほど重要性を感じることはないだろう。むしろ、更新の頻度やそこで書かれる情報の中身・内容に関心が向くから、移り変わりの激しいバンドだったりユニットなどには、こういったスタイルが向いているか。

ヴァン・ヘイレンのカバーって、演奏が相当に上手くないとダメだろうし、その上で自分たちのカラーをどう出すのかという、けっこうハードルの高さがあるように思うけれど、このBrass Bedは軽々とそこをクリアしていて、ヴァン・ヘイレン以上の「Why Can’t This Be Love」を聴かせてくれる。不思議なシンセ・ビートではじまり、シンセ・ギター音とメタリックなギターが重厚に絡むヴァン・ヘイレンの元曲を(エディはギターだけじゃなく、シンセの使い方にもセンスある)、ベーシックな楽器でよく演奏したなぁと、ちょっと感激した。ヴァン・ヘイレンの暑苦しいマッチョさとは正反対のアプローチ。特にヴォーカルのエキセントリックな声質にデヴィッド・バーンと通じるインテリっぽさが漂っていて、どこか品の高さがある。そして、メンバー4人ともに髪艶よくサラサラなのが、またそれに輪をかけているような。


" Sounds like The Strokes do Van Halen... ugh " (Mishelle Rauth)

ユーチューブのコメント欄にあった短くも的確なサウンド評。このカバー、たしかにストロークスやフランツ・フェルディナンドを思わせるところがある。



Brass Bed
http://www.brassbedisbrassbed.com/



A.V. Undercover (Onion Studios)
http://www.onionstudios.com/series/av-undercover
「Undercover」は、自分たちの持つスタジオに、いろんなミュージシャンたちを呼び、ユニークなカバーを演奏してもらい、それを映像に収めオンラインで公開している。誰もが知るような有名なミュージシャンの名はないので、若干地味な印象はあるが、選曲のセンスや演奏のアレンジなどは、皆しっかりとしているし、それぞれの音楽性は個性的だと思う。過去7年のアーカイヴを遡ってみたけれども、意外と見飽きることはないし、期待もそう裏切られなかった。このシリーズが始まったのは2010年のこと。今年でもうシーズン7になっているから、けっこう人気があるというか支持されているんじゃないかと思う。上アドレスには、過去アーカイヴのほかに、収録時のエピソード・インタビューなんかもアップされている。



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2016年10月16日

"Shake It Off" covered by Screaming Females


Screaming Females cover Taylor Swift's "Shake It Off"
2'53"- からバーストするギターが鳥肌もの。ガレージ・サウンドとグランジ風に「Shake it off」をカヴァーしている。3ピースのバンドで、この曲をこんな風に演奏するなんて、ちょっと想像つかなかった。


スタンダード曲をラフに演奏したり、原曲とは正反対のアレンジで演奏すると新鮮な印象があって、瞬間的には目を(耳を)ひく。一時メロコアやエモ系のバンドがよくこのやり方でカバーをしていていたので、ちょっと飽きた感じもあるけれど、一、二回聴く程度にはまだ面白みがあるかもしれない。ただ、奇をてらったものはやっぱり長く聴き続ける場合は難しいものがある。こうしたカバー曲で、成功している場合はそう多くはなく、ちょっとコレはないだろう、とまでに至らなくても、さっさと聞き流し忘れてしまいたいと思うものは、わりと多い。特に自分が好きな曲の場合だったりすると。
いつからだろう? 少しさかのぼってルーツのようなものを思い返してみる。1970年代後半のイギリス。シド・ヴィシャスの「My Way」やザ・ジャムの「バットマンのテーマ」は、よく知られた曲をパンク風に演奏し、こうした粗っぽいカバーのはしりになっていたような気がする。今は、ネットのお陰でいろんな人たちの演奏が簡単に見聞きでるようにはなったし、カバー集なんてのもヒットしているので、すっかりと音楽ジャンルの一つとして定着した感はするが、レコードしかなかった時代は、レコードのB面やアルバムの中から、探し出さないといけなくて、意外と聴くのが難しかった。そうした数あるカバー曲の中でも、僕の好みでいえば、ティーンエイジ・ファンクラブの「Like a virgin」やリヴォルティング・コックスの「Da Ya Think I'm Sexy?」、椎名林檎の「君ノ瞳ニ恋シテル( Can't take my eyes off you / この曲はほんと沢山のミュージシャンにカバーされているが、椎名林檎 Version のが一番カッコイイ)」などは、元曲のイメージを完全に壊しつつも、魅力的なカバーだったように思うし、実際今でもたまに聴きたくなる。



スクリーミング・フィメールズの「シェイク・イット・オフ」

The A.V. Club がやっている、気になったミュージシャンたちにカバー曲を演奏してもらう 'Undercover'というシリーズ企画があるのを最近知る。人気があるのか現在 "season 7" まであり、けっこう長く続いているみたいだ。ここに登場するミュージシャンは、それほど有名ではないけれど、選曲の趣味とカバーのアレンジに個性があって面白い。そのなかで、すごくビックリしたのが、スクリーミング・フィメールズのカバーしていた曲、テイラー・スウィフトの「Shake It Off」。もうスタンダードといってもいいくらいの、これだけ有名な曲をカバーするのって相当演りにくいだろうし、元曲の完成度の高さとMVのヴィジュアル・インパクトが強すぎて、あれを超えるような演奏もまた難しいだろう、なんて思いながら動画を見てみると、映像の出だしから何というかメンバーのただならぬ雰囲気が。。ああ、これは何かやってくれそうな気配がぷんぷん漂い、思わず見入ってしまう。自分たちの音楽スタイルに相当な自信を持っていたからこそ出来た演奏だったんだろうなと聴いて思った。

スクリーミング・フィメールズは、ヴォーカル&ギター担当のマリッサ・パターノスター( Marissa Paternoster / * 変わった名前だなと思って少し興味もつ。Paternoster は、ラテン語の主の祈りの冒頭2語「pater noster」からきていて「我らの父」という意味だそう -from wiki-)という女性を中心にしたグループ。一見、小柄な姿と中南米系の顔立ちで、大人なのか子供なのか、男か女なのか、年齢と性別不詳な風貌をしているが、彼女の顔つきはミュージシャンじゃなくて、芸術家の顔そのもの。仕草や歌い方をとっても、何だろう、天才肌というかちょっと次元の違う世界に住んでいる人だなぁと思ったりする(どことなくフリーダ・カーロに通じる雰囲気があるし、フルクサス期のオノ・ヨーコとも同種のニオイが)。才能って、確かに顔(つき)に表れるんだよな。その人の脳の中で駆け巡る思考性みたいなものが、顔の表情を支配しているというか、皮膚下の筋肉の緊張をコントロールしているような。不思議なもので、絵描きは絵描きの顔にちゃんとなってくるし、政治家は政治家の顔になる(なってない人もまぁいるけれど)、弁護士は弁護士の顔に、パン屋はパン屋の顔にきっとなっている。
ああ、これ、曲をカバーする話から、人の内面に被さるカバーの話へ繋がる展開にできたのかも。


Screaming Females cover Taylor Swift
(By Josh Modell)
http://www.avclub.com/video/screaming-females-cover-taylor-swift-220209


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2016年10月10日

「シャガイ」ポリーナ・ガガーリナ


Полина Гагарина - Шагай
"Walk on (Shagay)" Polina Gagarina

以前、白いフレアスカートをはいて踊るロシアの女の子の動画を紹介したとき(動画はもう消されてしまったけどGIFなら残っている)、その中で使われていた音楽がすごく気に入ってはいたものの、誰の何の曲だかはさっぱりとわからず、ずっと気になっていた。ところがひょんなことからこの曲が判明した。ので、これ貼っておこう。独特のメロディと妙に熱いコブシがあって、めっちゃいい曲なんだよな。歌っているのは、ポリーナ・ガガーリナというロシアの女性シンガー。歌オーディション番組「Voice」のロシア版からデビューしたんだそう。MVはヒッチコックの「裏窓(原作はウィリアム・アイリッシュ)」や、マドンナの「マテリアル・ガール」(スーツを着た男性の山に埋もれるシーン)を連想するところがある。
いや、これですっきりした。

GirlsDance.gif
" OOPS accidentally. Girls model beautiful dancing " - GIF
http://imgur.com/yuCWXxu
http://tagong-boy.tumblr.com/post/128848731631/


● 歌はロシア語だけど、英訳した歌詞もあった(Aksiniaさんがロシア語から英語に)。
http://lyricstranslate.com/en/%D1%88%D0%B0%D0%B3%D0%B0%D0%B9-pace-forward.html
この歌詞トランスレート・サイト、けっこう便利だ。アルファベット圏が主だけど、日本語へ訳したものもある。

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2016年09月25日

Chvrches - Bury It (Glastonbury 2016)


Chvrches - Bury It (Glastonbury 2016)

今のところ(リリースからだいぶ経ってはいるけど)チャーチズの最新シングル「Bury It」、まだこれは紹介してなかった。7月に公開されたこの曲のMVはメンバー三人と、フィーチャリングで登場するHayley Williamsをアニメーション化したもので、映像としては面白いんだけどローレンの動いているところが見れないのでやや不満なところがあった。でも、ライブの映像でいいのがあったのでそれを貼っておこうっと。上動画は「グラストンベリー ・フェス」でのライヴ。ユーチューブにアップされている「Bury It」のライヴ動画の中では、ベスト・パフォーマンスのひとつに入るくらいイイと思う(3月に行われた「Parahoy 2016」の "Bury It" では、ローレンがポニーテイル姿でステージに立つ映像があって、もうこれはほんときゅうぅーっと、めっちゃカワイイ。でも画質と音質は良くない)。
チャーチズの動画といってもオフィシャルやライブ、カヴァーにリミックス等々沢山あるわけで、それらの中で瞬間目を引いたのが、この動画のサムネイル画像。真っ赤な背景に風なびかせ立つ、白いドレス姿のローレンはずらっと並ぶ動画アイコンの中でもひと際目立ち、思わず釣られる。グラストンベリー ・フェスのライブ映像はすでにひと通り見ていただけに、もし他のシーンをサムネイルに使っていたら、多分見過ごしていたような気がする。あれ、こんなシーンあったけ? というのがまずあって、改めてこの動画を見直すとたしかに、このシーンは途中にあった。しかし、カメラワークもけっこう早く、ほんの一瞬しか映らずだったため、よくここを見つけ、そしてカスタム・サムネイルにして選んだなぁというあたりに感心してしまった。

Capture-Chvrches-BuryIt-Glastonbury-2016.jpg
ステージに吹く風にローレンが勇ましく立ち向かうシーン (01'12")

それにしても、アメリカやヨーロッパの方が著作権や知的財産権などに対して厳しく扱われているはずなのに、(観客が撮った)ライブ演奏の動画はほぼ野放し状態なのが、不思議だったりする。欧米の美術館や展覧会では、写真を撮っても全然問題ないように、ライブなどもそういった絵画鑑賞と同じ感覚で間接的な撮影に関してはさほど気にしないという風潮があるのかな? 日本では歌詞の一部引用だけでも著作権適応です、とヒステリックに騒ぎたて、ほんと窮屈すぎるし、そういったやり方は今の時代とは逆行しているように思う。内田樹さんのサイトに、面白いことが書いてあった。


原理的に言えば、「無償で読む読者」が増えれば増えるほど、「有償で読む読者」予備軍は増えるだろう。
だから、ネット上で無償で読める読者が一気に増えることがどうして「著作権者の不利」にみなされるのか、私にはその理路が見えないのである。
ネット上で1ページ読んだだけで、「作品の全体」を読んだ気になって、「これなら買う必要がない」と判断した人がいて、そのせいで著作権者に入るべき金が目減りしたとしても、それは読者の責任でもシステムの責任でもなく、「作品」の責任である。


内田樹の研究室「読者と書籍購入者」より
「街場の読書論」内田樹(第五章・著作権棚 "読書と書籍購入者" / p313-314)
http://blog.tatsuru.com/2009/01/07_1103.php


これは的を得ているなとやっぱり思うし、自分の書いている(創る)ものに対して相当な自信をもっていることの表れにも思え、こういう強さは粋だし王道的でカッコイイ。創作力や想像力がそう簡単に尽きることのない人は次々と新しいものを作り出すので、前につくったモノにいちいちかまってられないところもきっとあるのだろう。手の平に入るスマホ一台で写真や動画が簡単に撮れ、編集すらでき、そういったものが瞬時にアップロードできる時代にもうなっているのだから、メディアとそこから何か派生する権利というものを、コンテンツを作る人たちは常に新しい考え方にアップデートしていないといけないのだなと。チャーチズは、そのあたりで放任主義を取っているのかわからないが、インタビューを読んでいると、今のネットの時代にあった自分たちのいる「商業としての音楽業界」というものをちゃんと分かっていて、柔軟に考えているように思う。(本や音源などを)買う人は買うだろうし、買わない人は値段に関係なく買わないものだ。買ったから偉いわけでもないし、買わなかったからといって肩身を狭くすることもないように思う。自分の価値観の見出せるものに、人は自分の資産(ちょっと大げさな言い方だけど、時間だったりお金だったり)をかけるんじゃないかと思ったりする。今、手にしなくても十年二十年後に、思い返したように求めてしまうことだってそう珍しいことじゃない。ライブを観に来た観客が自分のカメラで動画を撮り、ユーチューブにアップしたものは、目先の権利に関しては懸念するところがあるのかもしれないが、少し広い目でみると結果多くの人の目に、耳に触れることに繋がり、それが自分たちのCDの購買やライブへの動員へとつながっているんじゃないかと思えたりする(統計データ等があるわけでもないんで、勝手な推測にすぎないが、そう的外れではないだろうと)。彼女たちは、今年の9月に、タイのバンコクとマレーシアのクアラ・ルンプールでもライブを行っている(タイでは今回が初めての公演)。これまでアジア圏での公演は日本と韓国、そしてフィリピンだけだったのが、(おそらく)ネット経由で着実にファンが広がっているように感じたり。今はテレビや雑誌が主体だった10年20年前の時代とは違った方法でやっていかないと難しいんだろうな。


Q: ――インターネットの普及によって大きな変化が起こっている音楽業界の現状についてはどのように感じていますか?

マーティン: 最近ではレコード会社や業界が、有効にインターネットを活用できるようになってきた。メジャー・レーベルの経営状況から音楽業界は崩壊寸前なんて言われているけど、別にリスナーが音楽を聴かなくなったわけではなくて、音楽を商業化している人々が昔のビジネス・モデルに執着しすぎて、時代についていけてなかったからじゃないかな。(〜中略〜)インディー・レコード店が軒並み無くなっている、という話を聞くけど、ラフ・トレードなんかは新たに店舗を開いているから、まだそのモデルには需要があるんだと思う。それにイギリスでは、アナログの売り上げが40%も上昇している。時間はかかったけれど、やっとみんなインターネットの有効な活用法が見いだせるようになってきたんじゃないかな。


CHVRCHES『ザ・ボーンズ・オブ・ワット・ユー・ビリーヴ』インタビュー (page 4)、より
Billboard Japan
http://www.billboard-japan.com/special/detail/680



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