2019年12月12日

チェンマイにある未完成の巨大な大仏

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建設中の大仏の中(お腹のあたり)。外は暑いが中はひんやりしている。きっと暑さをしのぎ涼むためなんだろう、工事の音を気にするでもなく住職さんが僧衣を被り寝ていた。まるでB級SF映画のワンシーンみたいな光景だった。外では、二人の作業員がセメントを練ったり、何かを溶接していたりして騒々しい。反対側にいた僕の存在には多分気づいてなかったように思う。


移動中、突然視界に現われた巨大な大仏。少しだけ立ち寄ってみた。場所はよくわからないローカル・ルート。なので、何ていう名前かもわからず、ネットで調べてもみたがいわゆる観光ルートから外れているせいもあって情報はなさそうな気配だった。もう少し詳しいこと知りたかったんだけど、すぐにあきらめた。何でも10年近く(大仏の)建造が続いているのだが、完成する様子は当分ないだろうとのこと。タイには小高い岩山なんかに、仏像だったり奇岩のようなものがよく祀られていて名所になっていたりするので、ここもそうした中のひとつだと思う。登ってみてわかったけれどお寺ではなかった。頂上には、祈りをするような屋根付きの場所(扉などはなく三方吹きさらし)と小さな住居っぽい建物があるだけだった。「瞑想センター」というようなことを言っていたけれど、正確ではない。標高は900m前後。

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葉陰からの眺め。

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けっこうでかい。なんか昔のアニメでこんなロボットがあったような。こういう大ざっぱさと、デカさで勝負みたいなところはビルマの大仏と似た感じがある。

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手のひら。7、8人は乗れる。このまま動いてコクピットへ運んでくれたら最高なのに、とか想像した。

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さらに下から見上げる。参拝道のようなのも造られている感じ。

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大仏さんと同じ目線で、ふもとの村を眺める。

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入口はこんな具合。シュールだね。

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龍の背の階段を登ってゆく。意外と傾斜がある。

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小さな祠があった。

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まだまだ先がある感じ。木洩れ日、苔むす階段、風で揺らぐ影がひと揃いすると神秘的なシチュエーションになる。

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別な場所には七福神っぽい像やガネーシャなんかもあって、何が祀られているのかよくわからん場所だった。

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こういう朽ちかけている花飾りって、なんかいいんだよな。

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本堂? の裏には、日本の公園では見なくなった「箱ブランコ」が置いてあって猫がすやすやと寝ていた。普段、お坊さんがここに座って語らっている図を思い浮かべてみるとちょっと面白い。

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南国の植物と共に。
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2012年10月10日

ピー(精霊)の祠 -Bangkok & Hua Hin-

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Hua Hin(ホアヒン)

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バンコク、センセープ運河、プラトゥーナム桟橋裏。

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Pratunam Pier, Khlong Saen Saeb, Bangkok
バンコク、センセープ運河、プラトゥーナム桟橋裏。

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スリンからバンコクへ向かう途中のSA(場所不明)。

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泰国 | タイ(Thailand)
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2012年08月16日

ピー(精霊)の祠 -Surin & Chumphon-

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スリンにて。

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スリンにて。

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スリンにて。

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チュンポン、タタパオ市場前にて。

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チュンポン、タタパオ市場前にて。

ピーと呼ばれる精霊たちを祭った祠。


泰国 | 素林、春蓬
タイ、スリンとチュンポン
Surin and Chumphon, Thailand
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2011年08月30日

チュンポンの宿とコーヒー生豆 -Thailand, 2011-

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煎る前のコーヒー豆。

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50年前から使われているコーヒー豆を煎る大きな窯。まだ現役だそう。

●チュンポンでの宿探し
「タ・タパオ通り」を市場(*1)を横目に北へ。そこから細い路地を入って、LONELY PLANETで人気の高い「Suda Guest House」を訪ねてみるが部屋に空きがなく別宿を探すことに。ちょうど、隣に「SAN TAVEE REST HOUSE(*2)」という新しく出来た宿を見つけたので、泊まれるかをたずねてみようと年季のはいった古い木戸をくぐった。玄関の日陰になったところでは、おじいちゃんが籐組のリクライニングチェアでのんびりとうちわを扇いでいた。やがて人の気配に気づいてゆっくりと振り返り、僕の荷物をかついだ姿を見て小刻みにうなづきながら「ああぃ、部屋を探しているのかい?」とにっこりと微笑んだ。

僕が「シングルの部屋空いてますか?」と言うと、おじいちゃんはよっこらと椅子から立ち上がって、サンダルを引きずるようにして一番近くの部屋を案内し「この部屋だけど、どうだい」と扉を開け中を見せてくれた。部屋の真ん中にベッドがあるだけの簡素なつくりだけれども、まだ床のタイルも新しく清潔で気に入った。即ここに泊まることにした。

ここは、タイの古い民家を改装した宿で、入口をくぐり抜けると中庭が目の前に広がる素敵な空間になっている。宿に関しては息子さんに一切を任せているようだ。木綿布のような素朴さを持ったこの兄ちゃんは、とても控えめでいつも笑顔を絶やさなかった。宿を始める前、元々はコーヒーや茶葉の卸をしていたようで、庭の中ほどにはコーヒー豆を煎る為の窯があり、存在感を放っていた。

中庭には、一斗缶に入ったコーヒー豆や、紅茶の葉が積まれている。
卸値?を尋ねてみると、以下の値段で販売しているという。
紅茶に関しては、チェンマイ産のものよりもセイロン(スリランカ)産の方が良い品質だと言っていた。

●コーヒー豆(ロブスタ種/タイの煮出し式コーヒーに使う用)
500g = 200B
1kg = 400B

●セイロン産の(紅茶)茶葉
500g = 200B
1kg = 400B

●チェンマイ産の(紅茶)茶葉
1kg = 300B


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(*1)
「タ・タパオ市場」
http://tavola-world.seesaa.net/article/222307241.html
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(*2)
"SAN TAVEE REST HOUSE"
宿の部屋はベッドと扇風機、小さな机があるだけの簡素なものだった。
まだ、出来てそれほど経ってないので床のタイルが裸足でも気にならないほど綺麗だった。
バス・トイレは共同で、庭奥の離れにある。ホットシャワー。新しいので快適。
シングル・ルーム:200B
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泰国 | 春蓬
タイ、チュンポン
Chumphon, Thailand
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2011年08月15日

雨のち晴れ -in Chumphon-

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タイ南部、マレー半島の大腿裏にあたる「プラチュアプ・キリカーン」から南下して、「チュンポン」へとやって来た。ずしりと肩に沈む荷物を宿のべッドに放り投げた後、陽気な日差しに誘われるように街へと繰り出した。着いたばかりで右も左もわからないけれど、かろうじて上下の識別だけはつく。子供の頃とは違い三半規管は鍛えられている。揺れる車移動の後でも酔うことはずいぶんと少なくなった。

アスファルトの道路から立ち上る蒸気が身体を「ムシばむ」。
やがて、それは大きな積乱雲となり青空の暗転と同時に、大粒の汗となって地面を叩きつける。

午後三時のスコール。

水滴の銃撃戦は流れ弾が尻に穴が開くほどの激しさで、地面を弾く雨音のコーラスは戒厳令を知らせるサイレンとなった。
しかし、長くは続かない。
わずか、30分で終わった短い革命。

その後に訪れたのは、雲間から射す透き通るようなプラチナ色の夕日。
青い空は開放された。


*「チュンポン」はダイバー達に人気の島「タオ島」への船が出ている事もあって、水着姿で街を闊歩する欧米人旅行者をわりと見かけた。



泰国 | 春蓬
タイ、チュンポン
Chumphon, Thailand
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2011年04月17日

Sketches of Prachuap Khiri Kha・プラチュアプ素描 -2011-

■ プラチュアプの浜辺を歩く
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紙粘土で作ったドラえもんの人形に色を塗っていた女の子。タイではドラえもんが人気です。

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緩やかな弧を描くプラチュアプキリカン湾に伸びた桟橋。

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夕方になると砂浜沿いの遊歩道には屋台が集まりはじめる。新鮮な果物、ソーセージやバラ肉の炭火焼に焼き魚、甘菓子に、蒸し物を並べた店が歩行者を囲うようにしてずらりと続く。店先の料理一品一品は、どれもが色鮮やかで美味しそうなので、目と鼻と胃袋からは喜びの悲鳴が聞こえてくる。

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■ プラチュアプ地獄絵美術館へようこそ
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屋台広場の北側にあるロットゥ (ミニバン) 乗り場の通りには、ドラッグや煙草、シンナーはいかんぞ!とばかりのおどろおどろしい絵の描かれたコンクリートブロックの壁が続いている地獄絵壁画通りがある。この通りに足を踏み入れると、視界には暗黒世界が広がり少々気が滅入ってしまう。夕方になるとこの絵を前に屋台が二軒ほど営業していた。


泰国 | 巴蜀
タイ、プラチュアプ・キリカーン
Prachuap Khiri Khan, Thailand
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2011年04月14日

Hua Hin Hills Vineyard

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併設のレストラン「THE SALA」のデッキから見たワイナリーの眺め。

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収穫前の季節でした。March, 2011

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葡萄畑にプルメリアの花が咲いている、というちょっと奇妙な景色は南国のワイナリーならでは?

■ ワイナリーへ!
今回の旅、前半はバングラデシュ。後半はバングラデシュからインドに抜けた後、バンコクへ飛びマレー半島を縦断するという日程でした。そして、タイで一番の楽しみにしていたのはここホアヒンのはずれにある「ホアヒン・ヒルズ・ヴィンヤード」へ行く事だった。ちょうど、訪れた日 (March, 2011) が収穫の時期とも重なっていたので葡萄畑には熟した葡萄がしっかりと実っていた。この年のワインが出荷され店頭に並んだら、あのブドウ達がワインになったんだんぁとまたこの地を思い出しそうです。ホアヒンの街やワイナリー併設のレストランには、近く行われる収穫祭のイベント・ポスターなども貼られていた。

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遠くまで広がるブドウ畑を眺めながら飲むワインと食事は格別!ブドウ畑の周囲は山に囲まれていて遠景も素晴らしい。
■ ワイン3種のテイスティング・セットは、料金が290Bとちょっと高い。
(写真1 : 向かって左から順に)

White (白ワイン)
Grape : Colombard (葡萄品種:コロンバード)
Alc.13%
Price (Shop) : 650B, 700ml
・柑橘系、シトラスの香り。シャープかつ、オイリーな丸み、ふくよかさもあり美味。ハムなどと合いそう。

Red (赤ワイン)
Grape : Shiraz (葡萄品種:シラーズ)
Alc.13.5%
Price (Shop) : 650B, 700ml
・透明感のある明るいワインレッド。ボディは軽めで渋みは少ない。樽香は上品だがやや強めにつけてあるので、弱いボディでは少しちぐはぐな印象を受ける。冷えていると美味しい。

Desert (デザート・ワイン)
Grape : Musucat (葡萄品種:ミュスカ)
Alc.15%
Price (Shop) : 850B, 350ml
・ザクロジュースを薄めたような淡いレンガ色。オレンジがかったオーク色。
トロリとしていてふくよかな甘みがあり上品。葡萄の果汁の入ったシロップのよう。


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「カルボナーラ」180B
名の由来 (Carbonara=炭焼き職人) 通り、炭の粉に見立てた黒胡椒がソースにふんだんに降りかかっていてピリリと香ばしく、まったりとしたソースを引き締めている。ソースにはパルミジャーノもたっぷり入っていてコクがある。具はパンチェッタでなく燻香の少ないベーコンだった (カリッカリッに油を落としたパンチェッタが入ってたら最高やった)。そして、まるでお遊戯会で使うリボンのような大きく立派なバジルの葉がインパクトあり。(この皿かなりデカイです。)

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「ブルーチーズと、ここで採れた葡萄、黒オリーブのサラダ」180B
ルッコラ、レタス、人参、赤キャベツ等が入っている。ブルーチーズとブドウが合う!という新発見。

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「Pad Kee Mao」200B
海鮮とバジルのピリ辛パスタ。新鮮な魚貝を香草で和えていて、具材から出た旨みエキスのソースを十分に吸ったパスタは濃厚。唐辛子が効いていてHOT!軽めの白、ヴェルディッキオで合わせたい。

■ ワイナリー併設のレストラン「The Sala」
今回の旅で唯一の贅沢 (?) 、ワイナリーのレストランでのワイン・テイスティング・セットと食事。バングラデシュでけっこう頑張ったからね、と。

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収穫前のブドウ。

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葡萄を枯らす害虫が薔薇にも付く為、葡萄畑に植えられた薔薇はブドウが害虫に侵されてないかを見分けるセンサー的役割を果たしている。

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Chenin Blanc (シュナン・ブラン) のブドウ畑

■ 葡萄畑
「The Sala」でのワインと食事の後、ブドウ畑の中を散策した。帰りの車が出るまでに小一時間ほどの余裕がある。山がちな場所にあるせいか、空模様は変わりやすく、雨がパラパラと降ったり止んだりを繰り返す。ワインが最良のヴィンテージとなる為には、収穫の前は雨が降らず乾燥した日が続く方が良い。ブドウの木が地中深くにまで根を伸ばし大地の養分を吸い上げ、実に溜め込むからだ。さらに水分が少なくなる事でブドウの糖度が増す。「美味いワインになって再会しよう」としっかりと実った葡萄達に別れを告げ畑をあとにした。

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Hua Hin Hills Vineyard (ホアヒン・ヒルズ・ヴィンヤード)
http://www.huahinhillsvineyard.com/


海抜、140 - 210m。
収穫時期、2月から3月。

●ホアヒン・ヒルズ・ヴィンヤードへの行き方
「ホアヒン・マーケット・ヴィレッジ*」というショッピング・モールの一階入口手前 (スターバックスの隣) にあるワイン・ショップ「Hua Hin Hills Wine Cellar」から「ヴィンヤード」行きのミニバンが一日2便出ています。ミニバン (14人乗り) は予約制ですが、あまり人数が集まらないので当日の申し込みでも間に合います。

■ヴィンヤード行きミニバンの運行時刻
・午前便:往路 10:30マーケット・ビレッジ発 / 復路 14:00ヴィンヤード発。
・午後便:往路 15:00マーケット・ビレッジ発 / 復路 18:30ヴィンヤード発。

■料金:往復で200B。
■所要時間:片道約45分。


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*Hua Hin Market Village (ホアヒン・マーケット・ヴィレッジ)
http://www.marketvillagehuahin.com/


●マーケット・ヴィレッジへの行き方
ホアヒン中心部の「Chat Chai (ナイト・マーケット)」前にあるソンテウ乗り場からカオタキアブ行きの緑色のソンテウに乗り南へ約1.5km程を走り「マーケット・ヴィレッジ」前で降りる。「マーケット・ヴィレッジ」はペッチャカセム通り沿い、進行方向の右側にあります。所要、約10-15分。運賃は一人10B。

■ソンテウの運行時間と運賃
6:00から19:00までの間は10B。15分毎に出ています。
19:00から21:00までは夜間運賃で15B。

■ソンテウの運行ルート。ナイト・マーケット (Chat Chai) を起点に2方面の便がある。
・ナイトマーケット - カオタキアブ (南方面)
South Side Route : Chat Chai - Khao Takiab
・ナイトマーケット - 空港 (北方面)
North Side Route : Chat Chai - Hua Hin Airport
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泰国 | 華欣
タイ、ホアヒン
Hua Hin, Thailand

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2011年03月26日

Sketches of Bangkok・バンコク素描 -Thailand, 2011-

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●会期:2011年2月9日から4月10日まで

■ セントラル・ワールドでのエリック・ラフォルグ写真展
バンコク、セントラル・ワールド前の広場・スクエアAで開催されていたエリック・ラフォルグの写真展「Portraits of Asia」を見る。やりを顔に突き刺しているパプアニューギニアの住民、北朝鮮の女性兵士、インドネシアの舞踏女性、タイとビルマ国境に住む少数民族の首長族のおばあさん、日本のゴス少女等、大きなショッピングモール前の広いパブリック・スペースの中からアジア各国の人々の毅然とした眼差しが放たれていた。西洋人から見たアジアのステレオタイプな肖像といった感じを受けたけれども、普段の日常生活の中にこういった芸術作品としての展示があることがとてもいいなと思った。

日本での写真展(大小問わず)といえば、小難しい顔をした関係者や作者周囲の人たちだけが小さなサークルを作り、まるでそこに訪れた知らない人を拒むかのような雰囲気をかもし出して、とてもじゃないがギャラリーや会場には入りづらく、一体、誰に対して作品を見せようとしているのかわからないものが多い。非常に小さく奇妙な世界。公共の場所で普段、(芸術的な)写真に接してない人々にも向けこういった写真を発表できるというのは、すごく幸せなことだ。ここに至るまでには相当な努力と時間をかけられていると思うけれども、そう感じさせない開放的な雰囲気がこの展示が成功していることを示しているように見えた。

Eric Lafforgue (エリック・ラフォルグ)
http://www.ericlafforgue.com/

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大きなコック帽がかわいらしい。

■ クノールのキャンペーン
日本の伊勢丹なども入っているバンコク中心部にある大型ショッピングセンター「セントラル・ワールド」前の広場でやっていたクノールのキャンペーン。クノールの製品をタイ料理のレシピと合わせてアレンジし提案するという主旨だったようですが、僕がこの前を通った時には、これを見ている客は誰もおらず、お姉さんの独り舞台だった。。

タイに来る前のバングラデシュでも同じくクノールのキャンペーンをやっており、ダッカの「ニュー・マーケット」の広場では同社新商品のスープの試食を行っていた。クノール社のコーポレートカラーである緑の制服を着たキャンペーンの子たちが、慣れない様子で試食用のスープの入ったカップを配っていたが、バングラデシュではこのような試食キャンペーンは非常に稀なので、皆遠巻きに見るか目もくれずに無常にも通り過ぎていく人が多かった。

そんな状況下、キャンペーンの子は外国人の僕を見るなり、救いを求めるようにカップを差し横のアルミ鍋からスープをすくって入れてくれた。半透明のとろりとしたスープは生姜味が効いて身体が温まる。でも何で生姜の味付けなんだろう?と思いながら礼をしてその場を去った。一人 (僕) が味見をしはじめると周りの人たちも安心したのか、このあと一斉に集まり始めキャンペーンは賑わっていた。

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タイ語のかわいいタイプライター。

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レトロな足踏みミシンは一台、5,000B。(手前)
業務用のがっしりしたものは一台、15,000B。(奥)
交渉の余地あり。


泰国 | 曼谷
タイ、バンコク
Bangkok, Thailand
posted by J at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記:タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月21日

Sketches of Bangkok・バンコク素描 -Thailand, 2010-

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ステンシル・テンプレートで吹き付けられたタイ語の文字がカッコイイ。ペッブリー通りにて。
ステンシル・フォント (Stencil Font)
http://www.dafont.com/
http://jp.ffonts.net/


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洗いたての長髪を乾かしに太陽を浴びていた女の子。

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毛並みを確かめるように子猫をだっこする女の子。
「おい降ろせよ!暑苦しいじゃねぇか」と猫は諭すが、聞き入れられる事なくスリスリは続く。


バンコク市内の東西を走るペッブリー通りをまたぐように、高速道路と鉄道が南北に走っている。この3本の交通大動脈の交錯する辺りは「ヨマラートの交差点」と呼ばれている。線路を南方向に2km程歩けば、タイ鉄道の終着駅「ホアランポーン駅」へ行く事が出来る。

バンコクでの常宿、「バンコク・シティ・スイート」を出て右、少し歩くと高速道路の入口が見え、そのまま歩き続けると踏切が現れて、その先は二股に道が分かれている(ここの信号が異常に長い!)。

線路沿いをつたって歩くと、両脇にはバラック小屋が密集した小さなコミュニティが出来ている。洗濯物や炊事の光景。線路をベンチ代わりに談笑する姿。そして、どこでも元気な子供たち。集まっているのは住居だけでなく、食事処やコインランドリーなどあり、一帯がひとつの集落として機能している。就寝の場以外は全てあけっぴろげな様相で、線路をひっくるめた丸ごとがここの住人達の敷地のよう。

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シンガポールのブランド「ISLAND SHOP(アイランド・ショップ)」のリゾート感満載のシャツ!すごくカッコイイ花柄のデザインと柔らかな生地。セール割引価格で2,200B。買えんかった。。ハイビスカス?の赤の鮮やかさに目を奪われた。ZEN内のショップにて。

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ZEN前の広場。「Graham City to Coast Rally 2010」というスポーツカー?のイベント。
キャンペーンガールたちがずらりと並んでいて華やか。

■ 嗚呼、セントラル・ワールド!
反政府デモ隊と政府治安部隊によるバンコク市内での衝突は、ニュース映像で見る限りほとんど内戦状態のようだった。その爪痕は「伊勢丹」も入っている高級ショッピングモール「セントラル・ワールド」の一角「ZEN」が全焼(ZENだけにゼン燃…)するという悲しい結末。「ZEN」は若い層のお洒落な服やバッグなどが売っていて気に入ってた場所だけにすごい残念。早く復活してもらいたい。

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近くに寄るとアンモニア臭い。青空便所となっていた。

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王宮広場 (サナーム・ルアン) にて。バンコクにいる時には、よくここを通るのですが来る度に段々と荒れ方がひどくなってる。緑の芝がなくなり、大型観光バスの駐車場と化し、あげくには廃車の遺棄へと。。


■ BANGKOK ART and CULTURE CENTRE
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MBKセンターからBTSの高架下をくぐって北側へ渡ると、突如巨大で真っ白な人型のオブジェが現れた。ここは「バンコク・アート・アンド・カルチャー・センター(バンコク芸術文化センター)」前の広場。

見上げて尋ねた。ねえ、どこの星から来たんだい? しかし、大きな目を見開いたまま遥か彼方を見つめる彼女からの返事はなかった。Lonely Planetだね。


tittle_ Dollar 009 / artist_ LOLAY, THAWEESAK SRITHONGDEE / size_ 4 x 4 x 6m


BANGKOK ART and CULTURE CENTRE (BACC)
(ホー・シン・ラ・パ・ワッタナータム・ヘン・クルンテープ)
http://www.bacc.or.th/
2008年7月に開館。


■ 難問の壁
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サイアム・スクエアからパヤタイ通りを北へ (BTSラチャテウィ駅方向) と歩くと、途中にセンセーブ運河がどろんと横切っている。
橋を渡ろうと、ふと左手に目をやると橋のたもとの壁に何やら複雑な数式が記されていた。

コレはもしやー!あの「ポアンカレ予想」を解いたものではっ?と胸が弾み、あわてて階段を駆け下りた。無機質なコンクリートの壁には白ペンキの下地が塗られ、橋の支柱から伸びた濁緑色の街灯の光がこの大きな白い解答用紙をうすらぼんやりと照らしている。静脈を暗示させる青の文字は頭脳の冷静さを、動脈を示す赤の文字は身体から湧き上がる喜びと興奮を表している。

長い方程式の末、導き出されたのは、、
これが、ただの落書きでない事を・・願います。
で、コレ一体何なんだ?と、壁を見守っていた四頭の象にたずねてみた。
象は目を細め、垂らしていた長い鼻をちょいと動かした。

「まさか、コレが解けないとこの橋を渡れない」なんて言うんじゃないだろうな?
ふと、不安がよぎった。
象が口を開く「大丈夫、この橋とは何の関係もないよ。」
それを聞いて少し安心した。
象は続けて言う、「急いでいるなら早くここを渡りなさい。この数式はじきに消されるよ。」

「そうですか、ではこれが答えではなかったんですね。じゃ、今度来たときにはまた立ち寄ります。次はきっと正解が記されてるといいですね。」そう言って橋を越えた。

背中越しに象の小声が聞こえてきた。
「やれやれ、せっかく寝付けたと思ったのに起こされてしまったのう。」
四頭の象は耳をぱたつかせて、また眠りについた。


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2010年12月09日

公衆電話ボックスの墓場

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スリン駅から伸びた「トンサーン通り (Thanasan)」を南に歩くと、ロータリーのある交差点があり右手の角に郵便局が見える。目の前を「Tessaban通り」が横切っている。この道路を渡って右折し、西にもうひと区画歩いて今度は左折。先にはスリンの市場がある。市場へ向かう途中の路地に入ると空き地があって、もう使われなくなった公衆電話ボックスが棄てられていた。表通りに構えている「TOT (タイ電話公社)」の敷地裏のようだ。携帯電話の普及の影に古いインフラの残骸が無用とばかりに転がっているのはなんだか切ない。

そういえば、日本でもすっかり見かけなくなったなぁと思い返す。公衆電話がまだ街中で活躍していた頃は、電話ボックスのガラスにもたれ、訳ありな表情で話し込んでいる人達を横目に見ながら、勝手な物語を想像して歩いたもんだ。今思えば、電話機の中にがしゃりと落ちる十円硬貨の音や、テレフォンカードの度数カウントダウンとハラハラ格闘しながら話をするのもなかなか悪くない。厚いガラスに囲まれた箱の中で響く自分の心臓の音と、外の雑踏の音とが入り混じる中で聞こえてくる受話器の向こうの声がどうにも懐かしい。


TOT (Telephone Organization of Thailand)
http://www.tot.co.th/



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タイ、スリン
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