2017年04月27日

世界の鉄道:雲上の駅を目指すスノードン登山鉄道(ウェールズ)

Csp-SnowdonMountainRailway-Wales.jpg
* 下動画からのキャプチャー画像


湖畔を走る鉄道があったらきっといい光景だろうなと思って、そんな動画を探していた。深い山の緑と遠くにかすむ山の稜線を背景に列車が走り、その姿が鏡のような湖面にも写って二重の世界が見れたりすると、とても絵になるなぁ、なんて思い浮かべながら。そうしたイメージに合うものは見つからなかったが、ウェールズにあるバラ湖鉄道がなかなか風情があってよかった。豊かな緑の中をゆっくりと走る鉄の塊、相反する二つの要素だけれども、歴史を経ているせいかこの場所では意外と馴染みがいい。そして、ウェールズには蒸気機関車が未だ多く走っていることも知る。なんでもウェールズは地下資源が豊富で、石炭もその一つ。産業革命のエネルギー源として潤った地域だということで、蒸気機関車が現役の交通手段として活躍しているのも納得いった。そこから、ウェールズの鉄道動画をいろいろ見始める。バラ湖鉄道は雰囲気あるんだけど、ちょっと地味な感じがしたので、もう少し新鮮な鉄道風景を求めていくうちにスノードン登山鉄道の動画に行き当たった。スノードン山は標高1,085mほどの低い山だが、煙を吐きながら尾根をのろのろと走るここの登山鉄道の光景は、時間を忘れて楽しめる何かがある。標高1,000mちょっとってどんなもんだろう? 僕の知ってる山で照らしてみると、金剛山(1,125m)や桜島(1,117m)よりわずかに低いくらいでなんとなく高さの見当がついた。

さらにもう一つ。ウェールズの蒸気機関車は「機関車トーマス」シリーズのモデルになった事で有名だそうで、確かにナロー・ゲージのこじんまりとした蒸気機関車たちは、それを思わせるシルエットをしている。「機関車トーマス」は、ウィルバート・オードリー牧師が書いた物語「汽車のえほん」を元にして制作されたイギリスのテレビ番組。そこから絵本やアニメの人気シリーズになって現在に至る。僕も子供の頃に読んだか、見た記憶があってちょっと懐かしかった。「スノードン登山鉄道」も「汽車のえほん」第19巻「山にのぼる機関車(原題:Mountain Engines)」に登場。本の中では「カルディーフェル登山鉄道」として描かれている。


Snowdon Mountain Railway 2016 Drone Footage


「機関車トーマス」の原作になった「汽車のえほん」シリーズとそのモデルになった鉄道

W.Awdry-MountainEngines-book.jpg
* 画像は下記リンク先より
Mountain Engines : http://ttte.wikia.com/wiki/Mountain_Engines
山にのぼる機関車:http://ja.ttte.wikia.com/wiki/%E5%B1%B1%E3%81%AB%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%82%8B%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A


TalyllynRailway.jpg
Talyllyn's No1 Talyllyn shows off new 2015 livery( *画像は下動画より)
https://www.youtube.com/watch?v=V4Xk5Cgw7lQ
タリスリン鉄道は輸送量の減少から1940年代後半に廃線になったが、イギリスの鉄道ファンらがこの鉄道の保存を望み1951年に一部再開、その後ボランティア活動によって残されることになった世界で最初の保存鉄道となった。「汽車のえほん」を書いたウィルバート・オードリー牧師も当時、物語の執筆という形でこの保存運動に手を貸す。オードリー牧師は、廃線危機に見舞われたこのタリスリン鉄道を題材に、汽車のえほんシリーズ第10巻「四だいの小さな機関車」を書き発表した。


posted by J at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界の鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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