2016年12月15日

Soviet Bus "PAZ-672"(乗り物シリーズ・バス編)

SovietBus-Paz672-Dec-2016.jpg
Soviet Bus "PAZ-672" (Dec. 2016 / 257 x 364mm)
Ink, Watercolours and Coloured Pencil on paper

ウズベキスタンへ行ったときによく見かけたバス。ずんぐりとした車体がかわいらしく、重厚さのある外観。山吹色の車体に青と白の色がアクセントで入るものが多かった。定番の色使いだったんだろう。これは「パヴロヴォ」というバス・メーカー製造による「PAZ-672」という車種のようで、ソビエト時代、1968年から1989年頃にかけ生産されていた模様。

InProgress-SovietBus-Dec.2016.jpg
着色途中。

Pavlovo Bus Factory - wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/Pavlovo_Bus_Factory

PAZ-672 (ПАЗ-672) - wiki(ドイツ語)
https://de.wikipedia.org/wiki/PAZ-672


Past Works / 乗り物シリーズ・バス編 /
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Inter-City Coach "ZIS-127" (Mar. 2016 / 257 x 364mm)
Ink, Watercolours and Coloured Pencil on paper

ネットでソ連時代のバス写真を探していたらヒットした、ZiLというメーカーの「ZIS-127」という車種。1955年から1961年ごろにかけて製造され、1960年代に、バルト三国の一番北、エストニアのタリンとロシアのレニングラード(サンクトペテルブルクの旧称)を走っていた長距離バス、だそう。ちょっと北欧の地理には疎いので地図で確認すると、タリンからレニングラードまではおおよそ370km弱。エストニアからロシア経由でフィンランドへ行けるのか。まぁ、地図をみればタリン〜ヘルシンキの移動はフェリーで渡るのが一般的だとは思うけれど、国境マニアとしては変なルートで行ってみたいという方向に頭がいってしまう。国境の町「ナルヴァ」がなんか面白そうなんだよな。
僕の見ていた写真が小さかったのでエンブレムの文字を間違って描いてしまった。「MOCKBA・モスクワ」が正解だ。

旅の移動で僕の好きなスタイルは陸路で点々とするもの。現地の公共交通機関を使って行きたい街を渡り歩いてゆく。たいていはバスだったり、乗り合いの車だったりする。もちろん、運賃が安いというのも大きな理由のひとつだけれども、それぞれの土地が持つ違いを、緩やかな変化で、のんびり味わえるという点が一番気に入っている。なので、バス・ターミナルという場所には何か格別な思いがあって、いろんな人の始点と終点が無造作に存在する、にぎわいというか混沌というか、そういうものを眺めつつ自分もその場所に立つというシチュエーションに喜びを感じてしまう。そういえば、バス・ターミナルではよく「Coach」という名前を目にすることが多くて、さほど気にするでもなかったけれども、改めて何だろ? とふと思って調べると長距離バスのことを指す言葉だった。四輪馬車を指す「Coach」が元になっている。「馬車の文化史 / 本城靖久(講談社現代新書1140)」を読むと、馬車にはそれぞれの形態、目的でいろんな呼び名があって、そういった言葉(由来)からも当時の生活や風習などが垣間見れたりし面白い。18世紀の半ば頃になると、舗石道路や区間宿駅などが整備され、500km弱(パリ - リヨン間)の移動をするのに最速で5日にまで短縮されたのだとか(もちろんタフネス・忍耐も必要)。今から考えると、これだけの移動でも相当な時間と苦労がかかっていたんだなと、馬車旅に対するあこがれはあっさりと消えてしまった。今でもよく耳にする馬車由来の言葉はいくつかあって、「カブリオレ(cabriolet)」はオープンカー(和製英語)の欧州での呼称で、幌付きの軽装馬車が名前の由来。また、音楽用語でポピュラーなオムニバスも乗合馬車を指す「オムニビュス(omnibus)」からきていて、これはバスの語源になっている。
と、ひとつ頭によぎる。ブランドの「Coach」もロゴは四輪馬車。エルメスはデュックという軽装の四輪馬車をロゴとして使っている。ルイヴィトンは頭文字がブランドのロゴだけれども、はじまりは旅行用の鞄からだった。現在の高級ブランドの代表的なものが「旅」というものにルーツを持っているのは、偶然じゃない何かがあるのかなと思ったり。


ZIS-127 - wiki(ドイツ語)
https://de.wikipedia.org/wiki/ZIS-127

Automotive industry in the Soviet Union - wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/Automotive_industry_in_the_Soviet_Union
ソ連時代の自動車産業についてのwiki。サイト下にソ連を構成していた各共和国で走っていた車の写真がたくさんのっている。これめっちゃ楽しい。ウズベキスタンで見た車とかがけっこうあって、懐かしい。アメリカやヨーロッパの情報はけっこう入ってくるけど、ソ連や社会主義の国々の情報(特に20世紀初頭)ってネット時代になってようやく増えはじめた感じで、まだそう多くはないしけっこう新鮮。

DIP MODELS "ZIS-127 route Tallinn-Leningrad" (scale 1:43)
http://i-modelcars.com/product/zis-127-route-tallinn-leningrad-dip-143
ディップ・モデルズというメーカーから1/43スケールのミニカーも出ている。カワイイ。




SovietBus-Aug-2015.jpg
"Soviet Bus" (Aug. 2015 / 257 x 364mm)
Ink, Watercolours and Coloured Pencil on paper


posted by J at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ Drawings | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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