2017年08月21日

歌詞和訳:"Primitive Painters" by Felt



Felt (feat Elizabeth Fraser) - Primitive Painters
予備: https://streamable.com/p0w49

この曲に MV があったのかどうかは記憶にないのでわからないが、Youtubeを検索するとそれらしき映像がひっかかる。一応は観てはみたものの、(多分)古いVHSから起こしたものっぽく、画質が良くないし完成度もあまりいいものでもないんで、音源のみの動画埋め込みで。
また、上に貼ったその動画のサムネイル画像は、"Primitive Painters" の再発盤 Maxi-CD のジャケットを使用したもので、オリジナル・アナログ盤のカバーじゃない。「Primitive Painters」はフェルトの中でも特に人気のある曲だったが、この12インチ盤は(なぜか)長らく廃盤状態が続いて、けっこう入手しづらいレコードだった。なのでずいぶん経ってから、皆がレコードを探し疲れたような頃に突如再発され、そのこと自体は嬉しかったんだけど、その時、店頭に並んでいたリイシュー盤の「Primitive Painters」は、初回オリジナル盤のレコード・ジャケットとは全然違うデザインになっていて、その瞬間、喜びは半減してしまった。まるでプロモ盤の封入カードのような、そつなくまとまった味気ないジャケット・デザインにはがっかりするファンも多かった。本来なら「音」が聴ければ、その他の要素はさほど重要でないはずだが、レコードの時代はヴィニールの円盤と、それを包む正方形のジャケットの結びつきは相互に影響しあっていたところがある。フェルトのレコジャケについては歌詞訳の後で軽く触れてます。


「Primitive Painters」の英語歌詞のテキストについて少し
この曲、ヴォーカルを含め全体的にリバーヴがかかっている上に、アレンジの影響でヴォーカルが楽器の音に埋もれてしまっているため、歌詞が非常に聞き取りづらい(おまけにコーラスで参加しているエリザベス・フレイザーは英語ではない造語のような歌を唄うので余計に意味不明度が増している。もちろん、これがプロデューサーであるロビン・ガスリー特有の音作りなわけだが)。多分、ネット上にあるこの曲の英詞はヒアリングによるものだと思うが、主に参考にした「 songmeanings.com 」にあるものはコーラス・パートに一部歌詞の抜けがあったり、また若干違うだろうと思える箇所もあり、もう一つの歌詞サイト「 lyrics.wikia.com 」を見つつ、この2サイトにある歌詞を比較しながら、一部を補足・良いと思う方を選択した。「 lyrics.wikia.com 」に載っている歌詞を参照した部分は「茶色文字」で表記している。
*また、このBlog記事を下書きしている最中、ユーチューブの動画コメント欄に載っていた歌詞に Paul Whaleron さんが訂正箇所を指摘していたので、それも参照し追加訂正した。打消し線部分が訂正前のもので、(改めて聞き直し確認したあと)おそらく正しいだろうという英語を後ろに続けた。
さらに、この曲の詞を書いたローレンスが歌詞について答えているインタビューがあり、それを参考にしながら訳した。結果、意外と手間がかかってしまったが、いい新解釈版になっていると思う。



フェルト「見習い画家(プリミティヴ・ペインターズ)」歌詞和訳


Felt "Primitive Painters" - Lyrics ( songmeanings.com & lyrics.wikia.com )
http://songmeanings.com/songs/view/3530822107858590662/
http://lyrics.wikia.com/wiki/Felt:Primitive_Painters

メロディに合わせた詞の改行・分断はせず、なるべく意味の通る一つの文になるようにした。
またコーラス・パートやサビのリフレイン等で歌詞が重複する箇所は省いてます。



I just wish my life could be as strange as a conspiracy.
I hold out but there's no way of being what I want to be.
Dragons blow fire, angels fly, spirits wither in the air.
I'm just me I can't deny, I'm neither here, there nor anywhere.

僕の人生が陰謀のように予想のつかないものだといいのに。
僕はそう思い続けるが、なりたいものになる方法はない。
竜は火を吹き、天使は飛び立ち、精霊は大気の中で姿を消す。
僕は僕だから、拒めやしない。僕はここにも、あの場所にも、どこにもいないんだ。


* conspiracy : 歌詞の意味とは直接関係はないが、面白い表現があったので記しておきたい。
英語では「ワタリガラスの群れ」のことを " conspiracy(陰謀)" という風に言うんだとか。

What is a group of ravens called?: https://www.quora.com/What-is-a-group-of-ravens-called


Oh you should see my trail of disgrace,
it's enough to scare the whole human race.
This is a new trance, yeah, an entrance too.
And there's a look on your face, it's a human race
and if you just can't stand it you just keep saying 'I swear'.

僕を反面教師にするといいさ。全人類を怯えさせるには十分だ。
これは新たな恍惚の訪れで、そう入口でもある。
君の顔つき、それこそ人なんだ。
もし君が我慢できないなら 君はいつもの口癖を言う「僕は誓うよ」って。



I don't care about this life, they say there'll be another one.
Defeatist attitude I know, will you be sorry when I've gone?
but you'll be sorry when I've gone.
Primitive painters are ships floating on an empty sea, gathering in galleries.
We're stallions of imagery.

僕はこの人生を気に掛けちゃいない。また別の人生があるだろうから。
敗北主義者の態度だって分かってはいるさ。でも、僕がいなくなったら君は後悔するだろうね。
駆け出しの画家たちは画廊の常連で、干上がった海に浮かぶ船でもある。
僕たちは想像力に溢れているんだ。


* Primitive painters are.., gathering in galleries: この箇所は、画家の世界を海と船の関係に例えているように思った。"干上がった海に浮かぶ船" というのは、まだ航行する場所(=発表の場・あるいはマーケット)が存在せず、一艘の船(=一人前の画家)としての役割を果たせないでいる状況のことを言っているように思える。曲のタイトルにもなっている「Primitive painters」、これは最初どういう訳がぴったりくるのかけっこう悩んだ。もっとも単純に意味をとると「原始的な絵を描く人」になるがやっぱり何かが違う。しかし他の部分を訳していくうちに "Primitive" は "未熟な" や "初歩的な" という意味合いなんだなと思え、そこから "駆け出しの / 見習いの" という風にした。分詞構文 "gathering in galleries =画廊に集まって" の箇所は、前文と噛み合うようにするために少し名詞的に意訳し「画廊に集う=常連客」という風に訳した。



ローレンスのインタビュー記事:「Primitive Painters」について語る
「UNCUT」というイギリスの音楽サイトに、フェルトのヴォーカリスト、ローレンスのインタビュー記事があって「Primitive Painters」についてを語っていたので、以下歌詞に関する部分を少し引用、また今回の歌詞訳の参考にしている。とてもしっかりとしたインタビューで、「Primitive Painters」のレコーディング過程や、どのようにして歌詞や曲が出来たのか、またロビン・ガスリーがなぜプロデューサーとして関わるようになったのか、あるいはエリザベス・フレイザーとの共演にまつわるエピソード等々の制作秘話を、ローレンスが答えている。けっこう内容の濃い記事なので、そのうちに、他の部分も訳してみたい。

An interview with Lawrence: "'Primitive Painters' was this great big statement, Felt were going to be massive."
(UNCUT / Michael Bonner / Jul. 2015 )
http://www.uncut.co.uk/blog/the-view-from-here/an-interview-with-lawrence-primitive-painters-was-this-great-big-statement-felt-were-going-to-be-massive-69839


Q: どこで歌詞がひらめいたの、歌詞ノートを持っているとか?
ローレンス: モーズレー(バーミンガムの約5km南にある街)にあるキッチンに座っていたときに書いたんだ。どんなふうにひらめいたのかはわからない。他の曲はすべて書き終えていたから、あれは「 Ignite the Seven Cannons 」の最後の曲だったんだろう。だからあれは、(僕が書いた)最後の歌詞だっただろうな。何か特別なひらめきの瞬間があったとは言えないんだ。


Q: Where did the lyrics come in, do you have books of lyrics?
Lawrence: I was sitting in my kitchen in Moseley doing it. The lyrics, I don’t know how they come about. That would’ve been the last song on Ignite the Seven Cannons, because I had all the others written. So that would’ve been the last lyric I wrote. I can’t say there was any special moment that made me come up with it.



Q: この歌の説明してもらえる?
ローレンス:「Dragons blow fire...(歌詞部分省略)」 
これは、選ばれた集団の中に入りたいってことなんだ。
「Primitive painters are...(歌詞部分省略)」
パブじゃなく、ギャラリーにたむろしている本当にいかした連中を想像してごらん。僕の着想はそういうものだった。


Q: Can you explain the song?
Lawrence: "Dragons blow fire, angels fly, Spirits wither in the air / It’s just me I can’t deny I’m neither here, there nor anywhere".
It’s about wanting to be in a select group.
"Primitive painters are ships floating on an empty sea, gathering in galleries".
Imagine groups of really cool kids hanging out in galleries, not pubs.
That was my sort of conception.



Q:  君のことだったの?
ローレンス: ああ、僕のことだよ。僕はいつも気づいたら、一人でギャラリーにいるんだ。そんなとこかな。


Q: Was that you?
Lawrence: Yeah, that's me. I'd always find myself in a gallery on my own, y’know.



Japanese translated by Tagong-Boy
Original text by Michael Bonner (for UNCUT)


フェルトのレコジャケをデザインしていた「シャンハイ・パッケージング・カンパニー」について

Felt-PrimitivePainters.jpg
"Primitive Painters" のレコジャケ、初回盤。表面と裏面。(*画像はdiscog.comから)
PIL「Second Edition」のポスターや「時計じかけのオレンジ」のポスターが写っている。
デザインは Shanghai Packaging Company。何かふざけた名前だが、覚えやすいのでいいネーミングだと思う。これ、中国語で書くと「上海包裝設計公司」みたいになるのかな。
写真はミック・ロイド(Mick Lloyd / 1984年まで在籍していたFeltのメンバー、ベーシスト)。

The Durutti Column "Without Mercy" や Joy Division "Still" のレコジャケなどで使用していたボール紙に似た紙質のスリーヴにモノクロ1色だけを使った印刷で、ファクトリー・レコーズ風のざらっとした雰囲気があった。多分(酸度の強い)廉価な紙だったろうから、中古盤で流通していたものには端っこに黄ばみの出ているものが多く、コンディションの良いものに遭遇することがあまりなかった。
イギリスのe-bayを見ると現在 "Primitive Painters" の12インチは、だいたい30-35ポンド(約5,000円 / *1ポンド=142円で計算)の価格帯で出品されている。


上海パッケージング・カンパニー = ローレンス説(?)
ザ・シャーラタンズのヴォーカリスト、ティム・バージェスはフェルトの大ファンとしても知られている。「The Quietus」というサイトが、ティム・バージェスにフェルトの魅力についてを語ってもらうというインタビューをしていた。その中でティムはミュージシャン目線による、少し違った視点のフェルト像を語っていて、フェルトのまた新たな一面を知ることができる。今回、「Shanghai Packaging Company」の話が最後の方に出ていたので、少し気になった。このインタビューを読むと、ローレンスは「上海パッケージング・カンパニー」というペンネームを使って、フェルトのアートワークを手がけていたことになる(&他いくつか)。これは初耳だったし、(日本では)あまり知られていないことだと思うが、真偽のほどはどうなんだろう。もしそうだとしたら、プライマル・スクリームの「Come Together」のジャケット・デザインはローレンスが手掛けたことになる(* フェルトのキーボーディスト、マーティン・ダフィ(Martin Duffy)は、プライマルの最初の2枚のアルバムにキーボードで参加していて、フェルトが解散した1989年の終り、プライマル・スクリームに正式加入したので、マーティン経由で話が進んだ、という可能性はある)。


Q: ローレンスは「上海パッケージング・カンパニー」という名でフェルトのアートワーク全てを担っていたね。君は今までに、自分の楽曲リリースのアートワークで彼を起用することを考えたことはある?
TB:  そのうちにね。


Q: Lawrence was responsible for all Felt artwork under the moniker Shanghai Packaging Company. Did you ever think of using him for artwork on your own releases?
TB: Maybe in the future.



Tim Burgess On Loving Lawrence & Felt, "Birmingham's Best Band"
(The Quietus / Wyndham Wallace / Jul. 2011)
http://thequietus.com/articles/06604-felt-lawrence-tim-burgess-interview


上海パッケージング・カンパニー名義でデザインされたレコジャケ
Felt.Crystal Spires-P.Scream.ComeTogether.jpg
Felt "Rain Of Crystal Spires" (Sep. 1986)
Primal Scream"Come Together" (Aug. 1990)



英国のインディ・シーンとグラフィック・ムーヴメント
1980年代後半から90年代初めにかけてのイギリス音楽シーンは、個性的なインディ・レーベルが数多く現れ、また支持されていた。そこでは、主役のミュージシャンだけではなく、レコード・ジャケットや告知ポスターなどのデザインを手がけるグラフィック・デザイナーたちにも活躍する場が用意されていた。彼らは、クラシカルで職人的、そしてやや業務的で無難なデザインに陥りがちなメジャー・レーベル御用達のデザイナーたちよりも、世代がひとつふたつ若く、新しい感覚を積極的に打ち出し、自分たちと同じ世代の音楽を、レコード・ジャケットというフォーマットの中で上手に視覚化することで、より多くのリスナーの興味をひきつけることに成功していたように思える。レーベルごとに、音楽の傾向が違っているので、当然そこから派生し誕生するレコード・ジャケットのグラフィック・アイコンはそれぞれに特徴があった。ピーター・サヴィル、ネヴィル・ブロディ、そしてマルコム・ギャレット。この3人が、新しい時代のグラフィック・デザインを牽引する才能としてよく取り上げられ、デザインの世界では知られた名前だった。他にもヴォーン・オリヴァーやマーク・ファロウ、ミー・カンパニーなどの人気のあるデザイナーたちがいて、新しいレーベル、新しいミュージシャンが現れるたびに、新しいグラフィックも生まれ、いい刺激の循環が巻き起こっていた。リスナーはただレコードを聴くだけではなく、レコジャケと音、この両方を同時に楽しみながら、聴覚と視覚から受けるイメージの広がりや差異というものを個々に体験できていたような気がする。
この英国発のグラフィック・ムーヴメントの盛り上がりには、インディ・レーベルの存在が大事な役割を果たしていたのは確かだが、もう一つ大事な要素があった。それは、この頃からアップルのPC「マック」が、デザインの分野でも使われはじめ、この新しい道具のもとで、今まででは出来なかったような自由なタイポグラフィやレイアウトが可能になったことも大きい。

イギリスで起こっているこうした盛り上がりは、タイムラグもあまりなく日本にも届いていて、イギリスと同じような動きが日本でも起きていた。イギリスのインディ・シーンに影響を受け呼応した日本のミュージシャンたちがバンドや自分たちの小さなレーベルを作り、活動しはじめ、それはやがてメジャー・レーベル傘下で立ち上げられた新しいレーベルへと移って次々とリリースが決まっていった。そのレコード(このときはほぼCDだった)のジャケットは、やはり新しい感覚の世代が中心になってデザインをしパッケージングされてゆく。もちろん、音、ヴィジュアル共、まだ洋楽の模倣にはすぎなかった部分もあるが、新しいデザイン・ツールになろうとしていた「マック」を使って、グラフィック・デザインがどんどん進化していったのが、日々分かるくらいだった。渋谷系と呼ばれはじめる少し前の時期。
また日本独自の規格だった縦長8cmシングルのジャケットが、洋楽ではお馴染みの形態 MAXI-CD に変わっていったのもこの頃で、これに関していえば、デザイン主導で規定のフォーマットが変わってしまったという珍しい例だった。需要側の意識、そして供給する側の意識を、デザインの力で改善していったようなところがあり、こういうこともあるんだなと、その変わってゆく様・変化のあり方を見ているのは面白かった。

デザインやアート系の限られたジャンルではあったけれども、この時期の英国のグラフィック・ムーヴメントは雑誌などでもいくつか特集が組まれていた。以下二冊紹介。当時巻き起こっていた時代の破片のようなものが、今もまだ目に(手に)することができて、かつ資料的な役割を果たしているのは、やっぱりいいもんだ。


「デザインの現場 No.47」1991年4月号・特集:レコジャケ天国
この号では、イギリスのインディ・レーベルから広がりを見せたレコード・ジャケットの特集をしていて、「上海・パッケージング・カンパニー」のデザインも少し載っていた(この本、実家に置いているため今は手元になく詳細を確認できない)。おそらく、日本の紙媒体で、「上海・パッケージング・カンパニー」のデザインが掲載されているのはこれだけだと思う。
Mag-DesignersWorkshop-Apr-1991.jpg
雑誌バックナンバー販売「art-blue」さんのHPにはこの号の表紙画像の他、目次も載っている。
http://www.art-blue.jp/dg/1991/047.html


今ではコンピュータもかなり進歩して、コンピュータでかける線の質も、従来のロットリングでかくよりもずっとよくなっているね。(ブレット・ウィッケンス )

ロットリングやら雲形定規やらいっぱい入っている大きな引き出しがスタジオにあって、以前はいつも使っていたんだけど、マッキントッシュを入れてこの一年はこの引き出しをあけてないよ。(ピーター・サヴィル)


「デザインの現場」1991年4月号 / ピーター・サヴィル・インタビュー "10%の哲学"より
http://guilty-partner.blogspot.jp/2013/02/19914.html
特集記事の一つ、Peter Saville のインタビューが上記リンク先で見れる。
サヴィル、そして彼と共に仕事をしていたウィッケンス、この二人がインタビューに応え、1990年前後のイギリスにおけるデザイン業界がどんな風だったかや、わりとテクニカルな事についてを語っていて今読んでも面白い。この時期はまだ今のような完全なDTPになっておらず、マックは版下作業と並存しながらぼちぼち導入されかけている頃だった。


Art Random No.66 "New British Graphic Gesigners" (1991)
アート・ランダム:66号「ニュー・ブリティッシュ・グラフィック・デザイナーズ」
Peter Saville, Malcolm Garrett, Neville Brody の3人を特集している。
ArtRandom-66-NewBritishGraphicDesigners.jpg
画像は右リンクより: http://tagong-boy.tumblr.com/post/164219113506/

京都書院から「Art Random」という名で刊行されていた、全102巻のアート作品集シリーズがあった。有名無名を問わず、この時代、話題になっていたアーティストの作品を取り上げていて、洋書店などのアート本を取り扱う書店で人気があった。都築響一さんが編集をしていたため、どっちかというとマニアック寄りで、アウトサイダー・アートなものが多い。結果混沌・ボーダレス・ジャンルなセレクトになっていたが、まだインターネットの普及してない時代、聞いたこともないようなアーティストの新鮮な作品が次々に見れて楽しかった。第1号の大竹伸朗で始まり、ウィリアム・バロウズのショットガンペインティング(キャンバスの前に色スプレー缶を置き、それをショットガンで打ち抜いて破裂によって出来るインクの広がりを絵にしたもの。アクション・アートのひとつ。Youtube にその様子を記録した映像がいくつかアップされている)が最終号となって締めくくられているのが、このシリーズの特異さ・新しさを意味しているようにも思う。
右リンク先にバックナンバー一覧がある。http://www.miyaobi.com/kyotoshoin/artrandom.html


他、参考にしたサイト等

Felt -tribute site-(フェルトのファン・サイト)
http://felt-tribute.webs.com/


Felt - Primative Painters (Live at ULU London, UK, 1987)
https://www.youtube.com/watch?v=MwyZqjMiGXI
チェリー・レッド・レコーズのオフィシャル・チャンネルに「Primative Painters」のライヴ映像がある。


これまでに歌詞を訳したミュージシャン一覧: だいぶタイトル、増えてきた。

The Cure(ザ・キュアー) / Jannine Weigel(ヤンニーン・ワイゲル) / SAHA(サハ)
Wire(ワイヤー) / New Order(ニュー・オーダー) / The Wake(ザ・ウェイク)
Porter Robinson & Madeon(ポーター・ロビンソン&マデオン) / Felt(フェルト)
Charity Children(チャリティ・チルドレン) / Angel Olsen(エンジェル・オルセン)
Robert Wyatt(ロバート・ワイアット) / Eno-Moebius-Roedelius(イーノ・メビウス・ローデリウス)


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2017年08月19日

Space Body Suit

SpaceBodySuit-girl-Aug-2017.png
Space Body Suit
(Aug. 2017 / 257 x 364mm) Ink on paper and Digital Effects

画質大き目版:http://tagong-boy.tumblr.com/post/164330980981/

SpaceBodySuit-girl-orginal.jpg
原画


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2017年08月17日

21世紀の「金ぴか時代」の歌



Moby & The Void Pacific Choir - In This Cold Place (Official Video)

少し経ってはいるけど、「Are You Lost In The World Like Me?」に続くMobyの新曲PV、紹介しとこ。今回のアニメーションも前作「Are You Lost -」と同じスティーヴ・カッツが担当していて、彼お得意のどこかでみたことあるようなパロデイ・キャラクターによるメッセージ色強いストーリー展開。

MVは、正義のヒーローに憧れる少年が、お楽しみのアニメを見ているうちに異変が起こる。空想世界であるはずのキャラクターたちが、現実世界のものと変わらない姿になっていって、いがみ合いや醜さにどんどん侵食されていく。そして希望をなくし、現実、空想の世界にも自分の居場所がなくなってしまうというもの。歌詞もまた前作の続編といった感じで、同じフレーズが使われていたり、繋がりがある。

posted by J at 11:00| Comment(0) | fav. - sound | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする