2018年05月26日

イギリスといえばコーヒー



 今では「紅茶」のイメージが強いイギリスですが、茶が伝わったのはコーヒーよりも後のこと。正確な年は不明ですが、1630年代とも1657年とも言われます。じつは17世紀のイギリスは、紅茶ならぬ「コーヒーの国」−−しかもヨーロッパで最初にコーヒーハウスの流行を迎え、ヨーロッパのコーヒー消費を牽引した「コーヒー」先進国だったのです。


「珈琲の世界史」旦部幸博より("第4章:コーヒーハウスとカフェの時代"・講談社現代新書・P92)


イギリスは、東南アジアに植民地を持ち安価にコーヒーの仕入れをしていたオランダやフランスの後塵を拝していたため、コーヒーの仕入れに苦戦していが、東インド会社では紅茶を安価で仕入れることができた。しかし、それも過剰在庫になっていたため積極的なプロモーションをして、18世紀後半頃紅茶の売り込みに成功する。これがいま「紅茶の国」として名が定着するきっかけになったのだそう。

コーヒーの本では、コーヒーの歴史・流通にまつわる話はあまり多く割かれてはいないが、この新書は「コーヒー」と世界史をうまく絡め、一冊にまとめられている。
禁コーヒーの運動やナポレオンの大陸封鎖が、いまでいう保護貿易のようなもので、それが大衆需要と合わないものだったりし、政変や革命のきっかけになっていた話など、長いコーヒーの歴史を簡潔に、でも密度ある内容で面白かった。ヨーロッパで今のコーヒーのスタイルが完成したけど、もとはアラビア経由でトルコに伝わったコーヒー文化がヨーロッパ社会で受け入れられたことに端を発しているんだと。



How to make good Turkish coffee | docufeel.com

トルコの伝統的なコーヒーの淹れ方って、熱した砂の中でひいた豆をじっくり蒸らしながら煮だして抽出するみたい。初めて知った。
全然関係ないけど、今トルコリラ大暴落中で、けっこう危ういのだ。で急遽利上げし現在16.5%とけっこう高い水準に。これどうなるんだろ。何でもトルコは第一次世界大戦敗戦時に結んだ「ローザンヌ条約」というものがあって、その条約の密約事項として地下資源採掘を2023年まで禁ず、そういうものがあるらしい(ほんまかどうかは不明だけどそういう怪しげな噂がある)。で、2023年以降はトルコの地下資源(石油)の開発が解禁になり、財政的には潤うだろうという予測で、今のうちにトルコリラを買おう、みたいな誘い文句になっている。


トルコ中銀、3ポイントの緊急利上げ−リラは最安値から反転上昇(2018年5月24日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-23/P96WQZ6VDKHS01



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2018年05月25日

新作ぞくぞく

book-飛ぶ孔雀.jpg
「飛ぶ孔雀」山尾悠子(文藝春秋)


山尾悠子さんの新作が今月はじめに出てた! ちょっと意外な文藝春秋から。
表紙の印象は、もろ1970年代をかもし出していて、全盛期と全然変わってないようないい期待感がある。


そして、来月はちくまからヘレン・マクロイの「牧神の影(原題:Panic)」がフチガミさん訳で出るようなので(しかも本邦初)、そっちも楽しみ。
第二次大戦真っ最中の1944年に出版された暗号ミステリーなんだとか。
のちに改訂版が出て、戦局に絡んでいるあたりがカットされたみたいだけど、今回出るのは初版を底本にしたとのことで刊行当初のものが読めるのかな? そのあたりは本に詳しく書かれていそうなので、また読んでみよ。


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2018年05月21日

creamy sunscreen lotion

Dropping-SunscreenLotion-May-2018.png
creamy sunscreen lotion
(May. 2018 / 210 x 297mm) Ink and Digital Effects

画像大きめ版: (PNG - 1.7MB) http://tagong-boy.tumblr.com/post/174025452546/

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