2017年03月29日

happier after divorce



英国のメイ首相は29日、欧州連合(EU)基本条約(リスボン条約)50条を発動し、EUに対して離脱を正式に通知した。


英、EU離脱を正式通知
(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/britain-eu-may-idJPKBN1701P2


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2017年03月27日

歌詞和訳:"Some Things Cosmic" by Angel Olsen

AngelOlsen-PitchforkMusicFes-2013-Capture.jpg
*下動画のキャプチャー画像。*最後に歌詞の和訳載せてます。

下の埋め込み動画は、エンジェル・オルセンの「Some Things Cosmic」、2013年ピッチフォーク・ミュージック・フェスティヴァルでのライヴ演奏。彼女の穏やかな歌声に浸り、静かに聴き入る観客の姿が映しだされる瞬間はこの動画のハイライトの一つだと思う。オルセンの歌声は誠実だ。今日もし100人の観客を目の前にし歌っていたとしたなら、明日は101人の人に聴いてもらおう、そしてあさっては102人の人に、という風に、決して先を急がない。自分の届けられる歌声を、一人一人本当、大切に伝えているように見える。ステージではギター片手に、マイクの前にりりしく立つ。派手で奇をてらったパフォーマンスをして、短い注目を浴びることなんて決してしやしない。そんな事をしなくても、自分の歌がちゃんと皆の心の奥に響くことを知っているんだろうな。いつまでもつい口ずさんでしまう歌ってそういうものなんじゃないかと。

この曲はオルセンの中でも一番好きな曲で、歌詞の訳をしたかった。歌詞の中で使っている言葉自体はシンプルで、難しい単語なんかはないけれども、どうにも意味が深く読めるせいで色々考えはじめてしまった。和訳の下に記した(グレー文字の)注釈にもあるように、"cosmic force" のところで止まったり、" I don't mean my body" の mean や、冒頭の "draw" の意味合いが難しくて、そのまま放置した状態になっていた。見てみると、下書きをしたのが一年前の二月だった。




Angel Olsen - "Some Things Cosmic" - Pitchfork Music Festival 2013

エンジェル・オルセン「Some Things Cosmic(宇宙にちらばるもの)」歌詞和訳
* 上の邦題は歌詞の内容からイメージして、僕が勝手に付けたもの。
メロディに合わせた詞の改行・分断はせず、なるべく意味の通る一つの文になるようにした。
またコーラス・パートやサビのリフレイン等で歌詞が重複する箇所は省いてます。



Before we draw my dear dear friend, I promise you my word. If we should part my dear dear love, you know you're in my heart. And though I may be getting older, know that I'm going with you, know that I'm hanging on to the things that you said.

大切な友を思い描く前に、僕は君に約束するよ。
もし、ぼくの大事な愛が引き裂かれたとしても、僕の心の中には君がいる。そしてそう、僕は年をとっていくんだろう。それでも君と一緒にいるんだろうね。そして君の言ったことに捉われ続けるんだ。


* my word: "You have my word" で「約束する / 保障する」って言い回しがあって、いいフレーズだなと思った。他 "on my word" で「誓って / 必ず」というのがあったり、英語圏では「自分の言った言葉(my word)」が、その人の「責任」や「信頼」を表すものとして捉えられているのかな? キリスト教文化による、神との契約が何よりも先にあることも背景にありそうだし。言葉や文字の記録が人を定義し、社会を形成・発展させてきた文化がこうしたところに滲み出ているような気がした。


I've felt my soul rise up from my body when I look into your blue eyes.
If cosmic force is real at all, it's come between you and I...
I want to be naked, I don't mean my body, I don't need my body, I'm floating away.

君の青い瞳をのぞきこむと、僕の身体から魂が湧き上がるのを感じるんだ。
もし宇宙の真理が存在するとでもいうのなら、それは君と僕とを隔てるもの。
僕はありのままでいたい。身体は重要じゃないんだ。身体なんていらない。僕はどこかへと漂い消えてゆく。


* cosmic force: 単純に訳すと「宇宙の力」になるけれど、精神的・スピリチュアルな深い意味がやっぱりあるように思う。宇宙の法則というかそういう感じのもの。宇宙論の言葉を使うと「人間原理」に近いんじゃないかと思い、少しそのニュアンスを残した造語で "宇宙原理" というのも考えてみたり。そして、母に聞くと「運命みたいなものかな?」という返事があって、ああ確かにその言葉はすごくしっくりとくる。それをヒントに天命や宿命のような意味合いも考えてみた。結局今回は僕のファースト・インプレッションだった "宇宙の真理" にした。と、けっこう真剣に訳してるんだな。


"Some Things Cosmic" - Lyrics (*歌詞は「 Songmeaning.com 」から)
http://songmeanings.com/songs/view/3530822107859446129/


"Some Things Cosmic" by ANGEL OLSEN (at NYC, Apr. 2011)
Cap-AngelOlsen-SomeThingsCosmic-16.Apr.2011.jpg
http://tavola-world.seesaa.net/article/434028332.html
以前、この曲のインストア・ライブを紹介していた。リンク先にある動画では「Some Things Cosmic」のあとに「Drunk And With Dreams」を続けて歌っている。


ピッチフォークでの貫禄を見せたライヴ演奏ももちろんいいけれど、上リンク先のインストア・ライヴ・パフォーマンスは、よりエモーショナルだ(観客の数はずっと少ないとは思うが)。まだこの曲を発表して間もない頃、そしてデビューしたての時期ということもあってか、オルセンは、最近のあくの抜けた歌い方とは違った特徴的な歌い方をしている。抑揚的な声、そして何か魂の奥底から湧きあがるものを観客にぶつけているようなところがあり、心震えるものがある。
"Some Things Cosmic" は2010年にカセット・テープでリリースした彼女のデビューシングルに収録されている。このカセットは6曲入りでミニアルバムといった趣、2011年にBathetic Recordsよりアナログ盤で再発された。カセット・ヴァージョンの "Some Things Cosmic" はエコーが効いていて幽玄的、歌詞をほんと大切に歌っている感じがして新鮮だ。がらんとした廃墟の中で録音したかのように乾いた音で、マジー・スターのデビューアルバムが思い浮かぶ。

"Some Things Cosmic"のオリジナル・ヴァージョン:
https://www.youtube.com/watch?v=W0f6c9BYI48

Angel Olsen ‎– Strange Cacti (オリジナルのカセット・テープと再発盤のレコジャケ)
AngelOlsen-StrangeCacti.jpg
https://www.discogs.com/ja/Angel-Olsen-Strange-Cacti/master/327460
(画像は discog.com より)


これまでに歌詞を訳したミュージシャン一覧: だいぶタイトル、増えてきた。

The Cure(ザ・キュアー) / Jannine Weigel(ヤンニーン・ワイゲル) / SAHA(サハ)
Wire(ワイヤー) / New Order(ニュー・オーダー) /
Porter Robinson & Madeon(ポーター・ロビンソン&マデオン)
Charity Children(チャリティ・チルドレン) / Angel Olsen(エンジェル・オルセン)


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2017年03月24日

世界の鉄道:マンションの中に駅がある! 重慶のモノレール(中国・重慶市)

Chongqing-Liziba-China-TheGuardian-Mar.2017.jpg
Best photographs of the day (The Guardian, 19 March 2017)
https://www.theguardian.com/news/gallery/2017/mar/19/best-photographs-of-the-day-st-patricks-day-parade-and-kolkata-taxis


「世界の鉄道」シリーズも今回で10回目。これまでは面白そうなキーワードや興味ある言葉などから検索して、自力で動画や画像を探したものをピックアップしていたけれど、今回はニュース記事から知った情報。最初見たときはすごいびっくりした。
英サイト、ザ・ガーディアンの「今日のベスト・ショット」というコーナーがあって、週末あたりにわりとよく見ている。このコーナーは、その日、世界中で撮られた写真(フォトエージェンシー等から編集部に送られたもの)の中から、エディターの人たちがこの日の出来事を最も良く現しているものをセレクトしたもので、その写真の数々を見ていると、同じ一日の中、世界にはすごい瞬間がこんなにもあったんだなと思ってしまう。写真の選び方から、ザ・ガーディアンの方向性が垣間見えたりして、そういう意味でも面白かったりする。
https://www.theguardian.com/news/series/ten-best-photographs-of-the-day

そのコーナーの3/19付記事にあった一枚の写真に目が止まる。19階建てのマンションの中から列車が出てくる写真(6階から8階をぶち抜いて中に駅がある)。ややくたびれた建物の外観からアジア圏、多分中国のどこかだろうとは想像はつくが、これまで見たことのないシチュエーションと構図だったので、瞬間的にこの場所がどこなのかという事とその詳細を知りたくなった。ガーディアン記事のキャプションにはアルファベット表記の「チョンチン(重慶)」とだけしかなく、情報として物足りない。なのでそこから調べてみるが、ヒットした他のネット記事なんかも同じような情報か流用写真だけしかなく、重慶のどのあたりにあるのかは具体的には載ってなかった(ガーディアンに載ったこの写真が発端になっていたのかどうかはわからないが、その翌日あたりにまとめ記事や動画がいくつかあった)。仕方ないんで、まず重慶のメトロの路線図を探し、同時に動画を見ながら地形と路線図の合いそうな箇所を付き合わせ、そこから予想した駅名を検索ワードにして、調べていく内にどの場所かが絞れた。始めの頃に見ていた動画の中で川沿いの風景がちらっと映っていたのが幸いし、闇雲に探す手間は省けたがそれでも10分弱はかかっている(ほんと、こういうのはも少し詳しく書いてくれよと思いつつ、けっこう重慶に行く気満々になって探している自分もいたりして)。それにしてもマンションの中に駅があるなんて、SF映画のようだ。その建物に住んでいれば、一歩も「外」の空間に出る必要なく生活が出来てしまうという、J.G.バラードの「ハイライズ」にも通じる世界。

ここは、重慶モノレール2号線の「Liziba(李子坝 / *ba は簡体表記: "土へんに貝")」という駅。けっこう複数の路線が交錯する中心部にあったので驚いた。重慶は中国でも大きな都市のひとつだし、人口も多いはずなのに、何で今までこれが話題にならなかったのか不思議な気もする。Lizibaという場所が分かってからは、もう少し別な動画も引っかかってきたりして、撮ってる人はやっぱりいた。ただ、Youtube上にある動画はどれもあまりいいものがなく、またいいのが見つかりそうな予感もないんで深く探すのはやめた。駅名を割り出すのでけっこう時間かかったもんね。wiki によると、この2号線は2005年に開通、事業工費の約半分が日本からの融資(円借款)だそう。

重慶軌道交通の路線図(画像は下記リンクより)
RouteMap-ChongqingRailTransit-Large.jpg

RouteMap-ChongqingRailTransit-Liziba.jpg
CRT's Route Map : http://www.chongqingtrip.org/transportation.htm



重慶軌道交通二号線 (1) Chongqing Rail Transit Line 2
* 0'30" あたりからマンションの中にある Liziba駅に到着する。


Train goes through the centre of a 19-storey block of flats in China's 'Mountain City'. A special railway station was built into the block of houses, set into the sixth to eighth floors. Residents can hop on Chongqing Rail Transit No.2 at their own Liziba station.
https://www.youtube.com/watch?v=BAOQb6I3Qf8


重慶軌道交通(Chongqing Rail Transit)- wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E6%85%B6%E8%BB%8C%E9%81%93%E4%BA%A4%E9%80%9A



posted by J at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界の鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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