2019年07月21日

美しい「京アニ原画展」in 町田

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高坂麗奈(「響け!ユーフォニアム」)


京アニさんのツイッターを見ていたら、アニメガの町田店で、ファン感謝祭「私たちは、いま!!特別展」というイベント開催の告知が目に入った。『響け!ユーフォニアム』や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の他、京アニ作品の原画展示があるとのこと。期日は7/21(日)まで。事件のことから、全く気持ちが鎮まらないままでいる(ファンのはしくれですらこうなんだから、ご家族や社員の方の悲痛さを考えると…)。直に原画に触れてみたい(Touchという意味合いじゃなく)、見たらきっともうひとつ近くに感じられるような気がした。

アニメガは、ジョルナというビルのB2Fにあって、駅からは5分ほど。ハイティーン向け女の子のファッション館みたいな建て構えだった。エスカレーターで地階へ降りていくと、すぐに目の前に店があった。「アニメガ」という名前のとおり、アニメ専門の店。店に並んでいる商品やグッズたちが遠めに見てもカラフルで、フロアの照明に少し薄暗さがあったけれども、一角は華やかに見えた。原画展は通路の壁面にあって、すぐにわかった。というよりも、すでに十数人の人だかり(通路が狭いのでよけいに)ができていて、誰も皆、原画に向き合いひたすらじっと見つめていたり、黙々とスマホで撮影したりしていた。なかには、涙ぐんでいる人もいて、それぞれの思いがみてとれた。きっと「Free!」目当てなんだろうと思うけれど、女性が6-7割、一方男性は4-3割くらい。時間帯のせいもあったかもしれないが、けっこうひっきりなしに見にくる人(&お客さん)がやってきて、常に十数人が、展示の前で集っている感じだった。

原画は、どれも本当に美しく、このまま額に入れて飾ってもいいんじゃないかとすら思う。鉛筆の線は繊細で、明快で、柔らかい。線が背後に周りこみ、vanishする最後のタッチの何と綺麗なことか。画集やネットなどで原画を見たことはあるんだけど、やっぱり実物は違うんだなぁと改めて思う。

一枚一枚に見とれていたので、全体を見るのを忘れてしまった。覚えているかぎりでは、
「響け!ユーフォニアム」が7点。
「リズと青い鳥」が2点。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が8点。
残り8点ほどが「Free!DF」「ツルネ」だったと思う。


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* 人の姿を無断で撮るのはイヤなんで(この距離で写ると誰かわかってしまう)、人影が途切れるまで待って撮影している。





楽器をアニメで描くっていうのは、じつは相当ハードルが高いんです。金属の管が複雑につながったのを、手でひとつひとつ描くのは結構大変で……でも、音楽をテーマにしている作品である以上、その部分は適当にはできませんし。
こんなことを言ってなんですが、もう少し低年齢層向けの作品だったり、音楽がメインでない作品であれば、楽器もデフォルメしたり、音と指の動きが必ずしも合っていなくて大丈夫だったりもすると思います。しかし、この作品ではそうはいかないので、実際にその瞬間に鳴っている音とピストンの動きは完璧に合わせているんです。


石原立也 × 松田彬人 × 外囿祥一郎スペシャル座談会企画(「響け!ユーフォニアム 2)、より
http://tv2nd.anime-eupho.com/special/trialogue/


下の動画は楽器の作画メイキング(鎧塚みぞれのオーボエ)。アニメを見ていても管楽器の金属反射や光の写り込みなど、その緻密で精巧な描写に驚くし、ましてやそれを動かしつつ、またさらにアングルを変えて描くなんて、どんだけ時間と労力がかかっているのか。こうしてひとつの楽器を描いているのを見ているだけでも、気が遠くなる。吹奏楽部の物語だから、全員の演奏シーンともなれば50近い楽器を描かないといけないわけで。。さらに「響け!ユーフォニアム」では、楽器の指使いと鳴っている音をシンクロさせて作画しているというこだわりがある(実際、楽器をやっている人たちがアニメを見て感嘆したというエピソードはネットでもみかける)。


『リズと青い鳥』メイキングVol.3 楽器作画編 (KyoaniChannel / 2018.04.27)


● 京都アニメーション - twitter (2019年7月14日)
https://twitter.com/kyoani/status/1150601476323958789
posted by J at 07:00| Comment(0) | 響け!ユーフォニアム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月18日

突然、才能が奪われた。



才能あるひとが理不尽な理由で命を奪われてしまうのはほんとつらい。まだ自然災害でだったら、神さまのせいにして気持ちの整理をつけられられるところはあるけれど、それが、何のとりえもない人間(言い切ってもいいだろう)の仕業によるものだったなら、怒り、無念さ、絶望、忌まわしさ、全ての負の感情をどこにも収めることができない。
一枚でも多く、絵を描いていたかっただろうに。この先、世界を驚かせるとんでもない作品を生み出す人がいたかもしれなかったのに。



「京都アニメーション」に放火の疑い、死者33人に(2019.07.18)
https://www.bbc.com/japanese/49027211
posted by J at 23:57| Comment(0) | ■ Drawings | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月17日

アナログ派なもんで

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「響け!ユーフォニアム」の熱気もちょっと落ち着いてきたところで、近く、とある絵本の紹介と合わせて簡単なあらすじの訳をしてみようかなと(ユーフォの新情報が出なければ多分)。上の絵をみてピン! とくる人もいるだろうと思う。ここ数年人気のエドワード・ゴーリー。わりと初期の作品から。
PC上で文字の直しとか手直しすると、どうもうまくいかないので、ちょっと長めの文章書いたりするときは、一度紙に出力してから書き直ししたりしている。なので、少しタイムラグができてしまうし面倒なんだけど、モニタ上でみる文字と紙に落とした文字では、読み方が全然ちがうような感じがする。断然、一度紙上の文字を見ながら校正したほうが、いい風にできるような、まぁ錯覚なのかもしれないんだけれど。



展覧会『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』が練馬区立美術館で開催
原画などの資料約350点を展示
https://spice.eplus.jp/articles/241128
今年の9月29日から展覧会があるのか。
posted by J at 02:00| Comment(0) | 海外小説を英語で読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする